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「共感」を超えたところにあるもの/オープン・ダイアローグWS体験談

174日目。

2019年の夏、ひるねこBOOKSさんで開かれた冷えとり茶話会に参加したことがあります。
そのとき、会の司会をしておられたやまだともみさん

やまだともみさんのnoteを読んでいたら…。

⭐️毎日noteを書く、ということをもう150日以上続けておられる、まみさんに、こころからリスペクトっす! この場をお借りして公開リスペクト✨

って、書いてあるではないですか!!!

noteを150日くらい続けて書いているまみという名前の人、他にいるかな?
いや、まみという人はいるだろうけど、noteを150日くらい書いている人はいるだろうけど、両方の条件を持っている人って…。

たぶん…。
わたし?!?!

突然自分のことが出てきて、しかも公開で褒めて頂いて…。
そわそわもぞもぞ。恐縮です。
ありがとうございます、ありがとうございます。
とってもうれしいです!

というわけで(?)、やまださんがこの記事で書いておられるオープン・ダイアローグについて、今日は書いてみようかな。

わたしは、やまださんとTAKAHIROさんのオープン・ダイアローグのワークショップに参加したことがあります。

こ!れ!が!

とーってもおもしろかったんです。

オープン・ダイアローグってなんじゃらほい?という方のために…。
やまださんの記事と、わたしが読んだ本を挙げておきますね。

ワークショップでは、わたしは話し手をやってみました。
そのときは、日常のささいなことでしたが、夫に対してムッとしたことをお話したかな、と記憶しています。

わたしの話を聞いて、参加者の皆さんがそれぞれに感想?というか、自分はこう思ったよ、と言うことを話していくのですが…。
(このときは、わたしはみなさんの話の輪には加わらず、それをただ見て聞いているだけ、です)

あたりまえと言えばあたりまえなのですが、みなさんそれぞれ違う感想を
持っていらっしゃるのです。

わたしの話を聞いて、
「わかるー!って、共感した。自分にも同じような痛みの経験がある」
と言う方もいれば、
「お話を聞いたけど、まみさんがどうしてこのことで傷つくのかわからなかった。どこが、どんなふうに傷つくのですか?」
と言う方もいらっしゃいました。

わたしは、それを受けて、さらに話をしていきます。

例えば、
「どうして傷つくの?どこが、どんなふうに傷ついたの?」
という感想に対して、
わたしは、
「わたしはこんなふうに感じて、だからこんなふうに傷ついて悲しかったんです」
という具合に話して、そこからさらにみんなで対話を深めていきます。

ワークショップを経験して、わたしが感じたことは、
これまたあたりまえすぎる感想かもしれないのですが、

「世界は色とりどりなんだなぁ」

ということです。

ワークショップはzoomで行われたのですが、PCの画面に映っているみなさんの顔が、ほんとうに七色に輝いて見えるようでした。

いろんな人がいて、いろんな価値観がある。
ひとつの物事に対しても、いろんな受け止め方がある。

自分が感じていたことを、愛のある健全な好奇心を持った他者に聞いてもらって、共感してもらったり、ただただ純粋にわからなかったことを質問してもらう、という体験は、なんていうのかな、不思議な癒しが起こるような体験でした。
(あ!でも、オープン・ダイアローグは癒しや治癒を目的としていませんし、ましてや話し手のなにかを変えようとか、そういう意図はまったく含まれない、ただただ対話を重ねる場として、そこにあるという感じです)

もちろん、わたしの話に共感してくださった方がいたことも、とっても嬉しかったんですよ。

でも、「共感」を超えた野原に辿り着くんですよねぇ。
オープン・ダイアローグって。

そして、「共感」を超えた野原で、人と人が出会うことの、なんというか、パワフルさを感じています。

「共感は善」という価値観が、ずっと長いこと、わたしの中にありました。
それが一番最初に砕かれたのは、妊活しているときでした。
共感してもらえることが嬉しかった時期もあったけれど、それがだんだん辛くなってくることがありました。

このことは、もうちょっとうまく言語化できたらいいなぁ。
自分の中で熟成させてみます〜。

ただひとつ言えることは、深い深い悲しみや葛藤を抱えている人が、ある日、「共感」を超えた野原で、誰かと出会い、対話すること。

この対話が持つ、パワフルさに、とっても可能性を感じています。

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やまださんとTAKAHIROさんのオープン・ダイアローグはこちら。

わたしは、ライティング・ライフ・プロジェクトや、「じぶんを知って、じぶんを生きる」ためのインタビュー・セッションで、いろんな方の声に耳を澄ますという貴重な機会を頂いているのですが、どなたかの話を聞くという仕事をしている人は、自分も誰かに話を聴いてもらうという体験も、同時に必要だな、と感じています。

タイミングがやってきたら、わたしもまた、やまださんとTAKAHIROさんのオープン・ダイアローグ、受けてみたいと思います!

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ライティング・ライフ・プロジェクト第6期、満席にて受付終了いたしました。ありがとうございました。

「話す」ことで、もっと自分自身を知っていくための対話の時間です。
現在、モニターを募集しています。







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