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日本美適進化論:DXと組織の機能美

ダイバーシティとしての女性活躍推進について、色々な業界の企業情報をリサーチする機会が増えてくると、業界別で二極化の現実と企業内でも世代間で起こるノッキングのような状況を目の当たりにするまさにいま、改革に向けたせめぎ合い真っただ中だと感じます。世代交代のキッカケとなる方針転換も、ただならぬ勇気が要るような腹をくくる決断の連続ですが、実践と経験が最高の学びになることは間違いなく、当事者としてこの変革を経験できる貴重な時間に感謝して進むしかありません。

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少子高齢化による生産年齢人口の確保が課題となる中、これもかなり以前から予測できたことですが、いよいよAIが日常に溶け込み、社員の人事管理をDX戦略として着手する大手企業も増え、中小企業もその流れを追うのでしょうか。リモートでの人心掌握やマネジメントの限界などを感じている経営層と効率的に稼働したい営業職、それを管理する側の意見の擦り合わせは、機能と効果をバランスよく継続し、さらにコスト意識が必要とされる芸術の域だとさえ感じます。

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来期の新卒採用数も減少傾向とされていますが、例えば採用から定着までの各診断ツールを使った成長管理、階層別のキャリア管理も、それが収益との関係性を示す根拠に至るまでデータを追求してこなかった企業も多数あると思います。今後、収益と社員の行動管理の関係性を予測するためのキードライバー(主要素)を見出すことが勘のよいリーダーの条件となるのかも知れません。さらに、各診断ツールや様々な管理ソフトを見極めるツールベンダーのような情報に強い人財や、その変化に対応できるITリテラシーも各人が出来る範囲で身に付けて行きながら、その機能的なものだけに没頭し引っ張られることなく、いつも企業全体としての美しさを忘れないことも大切だと感じます。機能美とは「個」一つひとつに無駄がなく洗練された状態が、さらに集合してなおより美しいということです。ここに精神性を忘れない日本組織の特性を活かしたいです。






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