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「好き」を綴る365日、356日目。

銀杏の実を食すのが好きです。

生成色の固い殻を剥くと、中から姿を現すのはつやつやとした美しい鶯色の実!
見た目の麗しさからはちょっと想像がつかない、少し苦味のある滋味深い味。

あの美しい鶯色の実にお目にかかるまでに、イチョウの木から落ちた熟した小さな柿みたいな、強烈なニオイを放つ果実から取り出して、干して・・・
という作業を経てきたと思うと。
殊更に愛おしく感じます。

強烈ににおう果実から取り出したものを干して食べようと、最初に考えたひとは勇気ありますよね~。
そういう一歩踏み出す、やってみようと思ったことを実践する気概がさまざまな歴史をつくってきたと考えると。
ちっぽけな存在のわたしではありますが、わたしも何かに挑戦する気持ちをいつも持ち合わせていたい!と思ったりします。

銀杏の実、産直市や道の駅で見つけると迷わず購入。
わたしはキッチンにペンチ(かな?)を常備しておりまして。
それでせっせと割り、フライパンで塩炒りにします。
(封筒に入れて電子レンジで・・・という方法も知ってはいるのですが、なぜかやる気にならない)
わたし以外に家族では銀杏を食べる者はいないので、すべてはオノレのため・・・
ひとり晩酌の時間のためだけの作業です。

子どもの頃は、父が銀杏を塩炒りにしてくれていました。
今となってはありえないのですけど、父はあの殻を歯で噛んで割っていたのです・・・!
いやー、よくそんなことをしていたよ、父。。。
そして、それを何も考えずに食べていたわたしと弟。。。。。

実家母も銀杏が好き・・・なハズ。
ですが、彼女の場合は塩炒りではなく、「茶碗蒸しに入った銀杏」限定のように思います。
回転寿司屋さんへ行くとき、母がお店を選ぶ基準は「茶碗蒸しに銀杏が入っていること」。
なもんで、母と行くときはおのずとお店が限られてくるのです。
何かとこだわりが強い実家のひとびとですのでね、これぐらいのこだわりはかわいらしいものです(笑)

ところで、昨日は夕方から宴会へ参加しました。
一次会はビールと唐揚げのお店でワイワイと♪
それも16時半から・・・はやっ(笑)
あまりに早いスタートで、お開きも早く18時台だったものですから。
一緒に吞んでいた心友と馴染みのお店でサシ飲み二次会へ。
そこでメニューに見つけたのが、銀杏の塩炒り!
やったぁーーー!
一次会でしこたま飲み食いしていたので、二次会は銀杏の塩炒りと白エビの天ぷらをつまみに、ちびちびと飲みながら音楽談議に花を咲かせました。

他愛もない話をしながら銀杏の殻を剥き、口に放り込む・・・そして、マンゴー梅酒のロックを少し呑む。
なんと至福~☆
昨日トランペットリサイタルを開催した彼のおつかれさま会をしよう!という話にもなり、また近々銀杏の実をアテに音楽仲間の集いになりそうかな、楽しみ♪

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