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地方の中小零細3代目はつらいよ。その10 三つ巴の戦い

間があいてしまいましたが、なんと10回目。張り切って書きます。

前回までのあらすじ。会社の株を高く売りつけたい大叔父の思惑を根回しをした調停で防いだ私たち。大叔父の取った次の手段は黒塗りの車に乗った反社会勢力を使った脅しでした。さあどうする三代目!?

30歳まで社会の荒波に揉まれることなく不自由なく暮らしていた私なので、反社勢力とのお付き合いの仕方なんて知るはずがありません。社長ももちろん知りません。初代は時代もあってお付き合いがあったようですが、仕事には一切のかかわりがありませんでした。考えていないようで実は考えていたのかなとも思います。

どうしようどうしようと狼狽える私たちのところに、取引のある銀行の支店長が訪ねてきます。バッドタイミング!支店長の話は、銀行に大叔父が来たという最悪な話でした。そしてその反社勢力の名刺を見せて自分の言い値で株を買うように交渉してこいと言ったそうです。わー、こんなのコンプラ違反で即通報案件ですよ。。(ここに書いていいのかな。。。)しかも言い値の金額いつの間にか増えてるし。。

ちなみに会社は銀行からウン億の融資を受けており、反社と関係があるとかで貸しはがしなんかに合おうものなら一瞬で会社がつぶれる事態です。私のさじ加減で。。

さあどうしようか、ベテラン弁護士の先生も交えて話をする中でこの話はおそらく銀行の上の方に上がっていない話なので、頭取呼んでなんとかしようという案が・・・実はこういう事態が来るかもしれないと予測をして銀行の頭取とのホットラインを少しづつ作っておいたのです。(方法はヒミツです。身バレするので。)

どんどん登場人物が増えてきました。気になるところで続きます。

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