「好きな本を選んでいいよ」と言って2歳の娘が選んだ本が素晴らしかった

娘は2歳です。
運動会のかけっこで1等賞だったので、
ご褒美に、絵本を買うことにしました。
自分で選ばせるというのは、一種のかけのようにも思いましたが、結果、すごくよかったです。

コスパを考えてしまうような本を選ばないか？
よい本を選べるか？
親の好みと全く違うものを選ばないか？
など気になると思いますが、
一緒に本屋さんに行って、
子供に自分で選んでもらうのは、
とてもお勧めです！

◆絵本を選んで買ってもらってよかった点
・娘の好み(興味)がわかった
・自分が選んだからこその
「自分のもの」という強い思いを持った
　(愛着を持ってくれた)
・自分で選んだからこそ、自分で読んだ
　(私が一回読んだ後は、絵を見ながら想像で、
　　声に出して何度も読んでいました)
・何度も読んだ
　(外出の帰宅後1番に本に手を伸ばした)
・物を大切にすることを教えることができた
・娘を信頼して待つことができた
　(どんなものを選ぶか不安でしたが
　どんなものでも買おうと決めて行った)
・結果、選んだ本の内容が素晴らしかった！

◆絵本を買った理由
・運動会で頑張ったご褒美
　(頑張りを称える)
・娘が好きな絵本を買ったことがなかった
　(既に沢山ある、何が好きか未確認)
・自分で選ぶことによる反応を見たかった
・どんな本を選ぶか知りたかった
　(娘の興味関心の確認)
・娘だけのためのものを買ってあげたかった
　(2人目なので、上の子のものが沢山ある)

◆選んだ本について
　「いちばんしあわせなおくりもの」
　という絵本を、娘は選びました。

①絵
　とても鮮やかで、
　色調がふんわりしていて可愛い
　くまさんとりすさんが可愛い
　緑や自然が多くて明るく優しい

②ボリューム
　2歳にはまだ早いかな？
　というくらいの対象年齢が3歳以上の、
　文字量と文字の大きさでしたが、
　絵を見ながらどんどん頁をめくりました

③内容
　深いメッセージ。
　大事なお友だちのために、
　何かしてあげたいという優しい気持ち、
　モノより大切なことがある　
　一緒にいること自体(今)が幸せだということ
　大事なものは目に見えない
　ということを改めて考えさせられる
　深い内容でした

◆どんな子供にお勧めか
・子供に優しい気持ちをもってほしい
・友達を大事にしてほしい
・パン好き(娘がパン好きでパンの絵に反応)
・動物好き(くまとりすがとても可愛い)
・森や自然が好き
・大切な人へのプレゼントに
　(大人へのプレゼントにもよさそうです。
　　相手を大事に思う気持ちを伝えるのに
　　ぴったりです)

娘には本屋さんに行く前に、
「かけっこ頑張ったね
　とってもかっこよかったよ
　すごかったよ
　一等賞はすごいことだから、
　○○ちゃんに絵本をプレゼントしたい
　一緒に本屋さんに行こうか
　好きな絵本を買ってあげる」

と伝えると、少し満足げで、
そしてとても嬉しそうな表情をしました。

本屋さんでは、
すぐに自分の気になる本をあれこれ見回り、
初めは好きなキャラクターの
アンパンマンの絵本を持っていたのですが、
最後の最後に、
すごい勢いで「くまさん！」と言って、
この本を発見して手に取りました。
もうその後はなにか提案をしてみても、
決して意見は曲げず、
この表紙に可愛いくまさんの絵が描いてある、
絵本を放しませんでした。

こんなに小さい子供でも、
何か気になるポイントがあり、
自分でしっかりとした意思をもって
選べるんだとびっくりしました。

絵本の購入は、
絵本との出逢いであり、
娘と私にとって、
運動会の想い出、
初めて自分で本を選んだ想い出、
娘の成長を感じる想い出、
として、
絵本のタイトル通り、
娘と私への、
しあわせな贈り物となりました。

今後も、絵本を自分で選ばせたいです。
一冊の絵本の購入で、本の価値以上のものを
得ることができました。