見出し画像

サロン・デュ・ショコラ2023にいってきました【Part1】

みなさんこんにちは、まめもです。

こちらの記事なにやらたくさん読んでいただいており驚きが隠せません()

去る1/20、サロショPart1に行ってまいりましたので備忘録的な形にはなりますが書き留めておこうと思います。



3年ぶりのお客さん側で迎えるバレンタイン


わたしはハロウィンが終わったくらいから「さあバレンタインがもうすぐくるぞ!!」とワクワクし始める人間なのですが、ちょっとここ2年くらいはワクワクより緊張感の方が高まっておりました。

というのもどうしても人生で一度チョコレートに関わる仕事がしたくて、3年前にチョコレート専門店に転職し、去年・一昨年と接客する側にいたからです。チョコレートが大好きなお客様といつも以上に盛り上がれるバレンタインの接客もとても楽しんでいましたが、自分が思っていた以上に「表舞台に立つ」ことは大変でした。

今年は3年ぶりの”お客さんとして迎えるバレンタイン”。
さまざまなプレッシャーから解放されて、純粋に大好きなチョコレートを楽しめるってなんて幸せなんだろう、と、不思議と自分らしさを取り戻した気分でした。

それから何人かの友人や家族から「今年はサロショに行ってみたい」「こんな人にチョコレートあげたいけどおすすめある?」等々連絡をいただいたり、noteの記事も少しずつ読んでいただけたり、小さなことですがそれが大変嬉しく、「私がやりたかったことは1つのブランドを広めるというよりチョコレート沼にはまる人を増やすことだったんだな」と、そんなことを思って始まった2023バレンタインでした。



いざ行かんサロショ


今回は整理券の方でいろいろバタバタしましたが、なんとか20日10時の整理券をゲットしていたので朝イチ参加です。

前日夜にイートインなににしようとかタブレットどれ買おうとか考えすぎて遠足前の小学生のごとく眠れなかったです。はーたのしい


9:20 伊勢丹到着

新宿の地下が苦手すぎて(方向音痴レベル10000)大変不安だったのですが、新宿三丁目改札出てすぐにアナウンスが聞こえたので無事列につけました。たぶん10時整理券の列の後半にいた気がします。

9:50 入場スタート
混雑緩和のために、9:40頃からB1⇨エスカレーターから6F会場まで順番に誘導、9:50頃から会場内に入場スタート。みなさんまずはお目当てのブランドに並びに行きます。

会場に入るとやっぱり「は〜〜バレンタイン催事始まってんだ〜〜〜」な気持ちになり、チョコレートを見るのが本当に楽しみになりました。

わたしは今回ジュン・ウジタのコフレ・ショコラがお目当てだったので階下に整列。この時点でおそらく20人くらい並んでました。
初日(MIカード会員日)のレポの雰囲気などから拝見するよりもかなりゆったりめだったかなあと。一般2日目、平日だったからでしょうか。
いずれにせよ人混みと競争が苦手な私にはとても見やすくてよかったです…

10:00 始まるよ
先頭の様子が分かりかねますが10時くらいからぬるっと販売スタート。
3人ずつ案内されて、お目当てのコフレ缶は15分〜20分くらいで難なく購入できました。

うつくしいショーケースに心が揺らぐ….
開けた瞬間からカカオとバターのリッチな香り…🥰




イートインをたしなむ


サロショといえばここでしか食べられない限定のイートインコーナーも見どころです。パフェやスイーツ、ドリンクにご飯系ももちろんカカオを使ったもの!

一番人気はパフェ系なのですが、私はこの日別件でパフェを食べる予定だったので軽めのスイーツとご飯系を選びました。
※ちなみにこの日もパフェ列は朝からすごかったです。その他は待ち時間なしでスムーズに食べられました!


nel craft chocolate tokyo マンシェット

一人前 1,320円(税込)

自家製チョコレートと丹波黒豆きなこソースの上にカカオのクランブル、さらにカカオパルプときなこアイスをのせ、きなこの風味の薄いビスキュイを飾り付けました。

サロン・デュ・ショコラ2023 カタログ

なぜかいつ日からかきなこが大好きなのです。
でもナッツが好きなので、おそらく香ばしい香りのものがタイプなのだと思います。そんな想いにしっかり応えてくれました。

チョコレート成分としては少なめですが、あえてのきなこアイスだからこそカカオの香りが際立つ〜。
それぞれのパーツにきなこ、カカオがさまざまなバランスで使われているので全体の調和がとれていてとっても美味しかったです。
和テイストで後味がさっぱりとしていながら、カカオニブクランブルで食感と食べ応えもあり満足の1皿!
お値段的にもボリューム的にも比較的気軽に食べられるのが嬉しいです。


Los Tacos Azules モレ・デ・チョコラテ

一皿 1,901円(税込)

アロス・ブランコ(メキシコのご飯)にローストチキンと野菜をトッピング。〈クナ・デ・ピエドラ〉のチョコレートを活かしたオリジナルのモレと一緒に。

サロン・デュ・ショコラ2023 カタログ

モレはもちろんメキシコ料理もたぶん初めてだったと思いますがこれはハマりそう……!!!
モレとは、スパイスやナッツ、野菜、チョコレートなどさまざまな食材をすりつぶしてペーストにしたメキシコの定番ソースのことだそうです。
見た目から連想できた味のイメージがスパイスカレーだったので、一口目は「…?」って感じでした。(馬鹿舌)

何かの味が前面に出てくるというよりは、複雑で奥深く、いろいろな味わいや香りが次から次にやってくるような。もっと知りたくなって自然と次の一口を運んでしまいます。なにこれおいしい〜〜!!
トッピングのカカオニブがカリッとした食感とさらなるスパイス感を加えてくれており、非常に良い仕事をしています。
チキンも柔らかくジューシー!新鮮な出会いにテンションが上がりました。

スタッフのお姉さんも一人ひとりとお話しされており、好印象。
ぜひタコスのお店にも行ってみたいです。




散財の旅にでかけよう


腹ごなしも済んだところで、カタログで目星をつけていたブランドを筆頭にゆっくりお買い物を楽しみます。

パッケージもかわいくて本当にみているだけでたのしい…!


予算を一応、決めていったんですよね。
あらかじめ買うものも8割方は決めていましたし。
どうしてでしょうね。
いつの間にか予算オーバーしているんですよね。
普段この金額の買い物をするのはわりと勇気がいる方なのですが、チョコレートにはあっという間に溶かしてしまうんですよね。
ふしぎだなあ。わあ。

期限が長いのがタブレットの魅力の一つでもありますので、ゆっくり楽しんでいきます。


印象に残ったところをいくつか。


MILTOS (ミルトス) / 日本・愛媛

地方創生をテーマに2014年に1号店、2017年に2号店を限界集落「切山地区」にオープン。2018年インターナショナル・チョコレート・アワード ワールドファイナルで銀賞と銅賞を受賞。2020年アカデミー・オブ・チョコレートで銀賞受賞。コーヒーの国際鑑定士「Qグレーダー」の資格も保有。まだ見ぬコーヒー豆とカカオ豆を求めて世界を巡っています。

サロン・デュ・ショコラ2023 カタログ

SNSでおすすめされているの散見したのと、コーヒーにも造形が深い方のブランドということで、いつも行っているカフェのオーナーさんへ差し入れを探しに。実際みてみたらパッケージがめちゃくちゃかっこよくて一目惚れしてしまいました。
ご本人がいらしており、私の前のお姉さんがガンガン質問するタイプの方で、後ろから盗み聞きして参考にさせていただきました。笑。
カタログに載っていないものの中で、グリーンティーがおすすめとのことで購入。

愛媛の「坊ちゃん列車」をモチーフにしたパッケージがシックで素敵です。

お茶のチョコレートといえばホワイトベースが多いですが、こちらはダークと合わせています。カカオのフルーティーさから、抹茶の苦味に味が変化するんです。というお言葉に惹きつけられてしましました〜。

「お米を炊く」ように、カカオ豆をスチームローストして焙煎しているそうなので、一体どんな味わいになっているのか楽しみです!


TOMOE SAVUER(トモエ・サヴール) / セレクトショップ

サロショでは8ブランドくらい?の取り扱いだったでしょうか。

トモエサヴールさんは世界各国からチョコレートを仕入れているセレクトショップのようなブランド。
いくつかお気に入りのブランドを取り扱ってらっしゃるので毎年立ち寄るのですが、「やっぱり店員さんと話しながらお買い物するのって楽しいよね。」と思わせてくれるお店です。スタッフさんが知識豊富で良い意味でフランクです。とても選びやすいですし、購買意欲をかきたてられます。笑。

ショコラトリー・モラン(フランス)のタブレット2種とエリタージュ(フランス)のタブレットを購入。
特にモランは100年以上続く老舗ブランドで、チョコレート嫌いな方がここのは美味しい〜とおっしゃっているのを聞いてずっと気になっていました。

あとトモエ・サヴールさんが取り扱っていらっしゃる「パンプストリートベーカリー」というイギリスのブランドがあり、そちらの新作は31日から東武で取り扱いだそうなので、またお世話になりそうです。😂


CUNA DE PIEDRA (クナ・デ・ピエドラ) / メキシコ

石敷のショーケースもモダンでおしゃれだ〜〜

メキシコでカカオ栽培に従事する人たちと協働。カカオの木を植えてからチョコレートを食べる人まで、全プロセスに関わる人の生活の質を高めることをモットーにしているブランド。仲介業者を持たず生産者と直接取引。古代文明からインスピレーションを受けながら、モダンなスタイルで発信する「温故知新」なブランド。

サロン・デュ・ショコラ2023 カタログ

カタログで気になっていたのと、モレ・デ・チョコラテがとても美味しくて、こちらのチョコレートを使ってらっしゃるとのことだったので購入。

ここ数年で特にビーントゥバー系は一気に取り扱い国がひろがっているように感じます。メキシコ、コスタリカ、ウガンダ、北欧などこれまであまり見なかった国々のチョコレートがどんどん入ってきてます。

岩塩鉱山の「古代塩」を使用したもの、メキシコの蒸留酒(スピリッツ)のメスカルを使ったものなど、メキシコの素材にこだわるブランドのようです。
メスカルもとても気になったのですがお酒が苦手で、今回は古代塩とベーシックの2種を食べ比べで。
メキシコのカカオはたぶん初めてなのでどんな味わいなのか楽しみです。


ひと通り買い終わり、12時すぎに撤退。
11時半頃にはジュンウジタやレガルドチヒロは列もなく、クッキー缶も購入できそうだったので、結構用意してくださっているんだなあという所感です。13時台の入場整理券も配布していました。


そしてTwitterでサロショからのハシゴが話題になっていた(?)フキアージュさんでカヌレとマドレーヌ、フィナンシェを購入してこの日は伊勢丹を後にしました。

どれもシンプルで丁寧でとっっってもおいしかった…


それぞれの感想などはまた別途まとめていきたいと思っております。



やっぱりチョコレートが好き


退職のきっかけが体調不良だったこともあって、私のチョコレート好きを知っていた方から「チョコレート嫌いになってない?大丈夫?」と声をかけていただくこともありました。

でも純粋にチョコレートを楽しめるようになって改めて、
「あーわたしってやっぱり心からチョコレートが好きなんだわ」
と再確認したように思います。

いちど届ける側に立ったから、より深く感じられるようになりました。
美味しいチョコレートを日々追求されるブランド、うつくしいショコラを作り続けてくださるパティシエ、表舞台に立ち多忙な中笑顔でお迎えしてくださる販売員、私たちが世界のチョコレートに触れられる機会を作ってくださっている百貨店、、、
言い出したらキリがないですが、心より感謝です。

買ったチョコレートは翌日腕が痛くなるくらい重かったのですが(そんなに?)、これから毎日おうちに美味しいチョコレートがあるんだなあ、今年はどんな出会いがあるかなあ、というわくわくばかりで嬉しい重さなのでした。

販売員でいたとき、わたしは思っていた以上にプレッシャーを抱えすぎてたのかもしれません。
だって商品が美味しくて、お客さまと心地よく会話できれば、絶対結果はついてくるのです。もちろん最大限の努力は必要ですが、もうちょっと気楽にというか、自分に自信をもってあげればよかったなあと。

そんなことに気づけたことも、今年の収穫です。


さて今年のバレンタインは始まったばかり。
年に一度のお祭りを、今年は思いっきり自分らしく、楽しむことにします。

この記事が参加している募集

至福のスイーツ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?