見出し画像

サロショ、アムール、チョコ博。あなたはどこで買う?

寒さも深まり、本格的にチョコレートが美味しい季節がやってきました。

いよいよ1月20日頃から、全国百貨店でバレンタイン催事が始まります。
世界各国のショコラトリーが一同に会する会場は、見て回るだけでもワクワクするものです。


百貨店によって、催事の個性がでる。


販売員として催事に立った経験と、趣味で各催事を梯子していた経験から、会場によって出店ブランドや雰囲気の個性があることを発見。
百貨店の想いや地域性が合わさって、まったく違う特徴があるのってすごく
面白くて、一度まとめてみようと思いました。

以下、私の独断と偏見でキャッチコピーをつけてみました、今回のお品書きです。

  • チョコレートガチ勢集結!/サロン・デュ・ショコラ(東京)

  • ほとばしるアムール愛!/アムール・デュ・ショコラ(名古屋タカシマヤ)

  • ようこそ、ワクワクのチョコレートの世界へ!/チョコレート博覧会(阪急うめだ本店)

お住まいの地域によっては会場が遠いところもあると思います。
でももしチョコレートやスイーツがお好きで、すこし余裕がある方でしたら、いろんな会場を回ってみるのも楽しいと思うのです。



伊勢丹新宿 サロン・デュ・ショコラ

写真は2020年時のもの。
今年のWebサイトはこちらから〜

【開催期間】
・PART1:一般会期 2023年1月19日(木)~25日(水)
・PART2:一般会期 2023年1月29日(日)~2月5日(日)

※Part1はビーントゥバー系のタブレット(板チョコ)・イートインがメイン、Part2はショコラトリーがメインです。

もともと「サロン・デュ・ショコラ(以下サロショ)」は、1995年よりパリで開かれる年に1度の世界最大規模のチョコレートの祭典。
世界各国から選ばれしショコラティエやパティシエが200名以上集結します。その日本版が三越伊勢丹で行われるサロショです。
東京のほか、仙台や京都、博多などでも開催されています。

会場の雰囲気が伝わる写真がこれしかなかった…ぴちょんくん…
長い列が折り返しに折り返し、みんな必死にカタログを読み込んでいます。

個人的なサロショの印象としては、「チョコレートガチ勢、集結!」です。
海外ブランド好きな方が多く、ちょっと玄人向きな気がします。

というのも、普段日本では買えない・かつサロショでしか買えない海外の人気ブランドや新鋭ブランドがメインで出店しています。
日本で絶大な人気を誇るフィリップベルやニコラベルナルデ、サブレで有名なアルバン・ギルメ、ビーントゥバーの先駆けといわれるベルナシオンなど…
「なかなか手に入らないけれど、ぜひ一度食べてみてほしい!」と思うレアで最上級な商品にたくさん出会えるのが魅力。
逆に日本でもド定番のブランドや低単価で気軽に買えるものはほぼないと思ってもらって差し支えないです。

販売員の仕事をしている時は妹にお使いを頼み、ホテルまで郵送してもらっていました。

また、サロショ限定のイートインも例年手が込んでいるものが多いです。定番のケーキ、アイス系だけでなくパフェ、カカオを使ったフレンチや和食まで!

「いろいろ見て回って決めたい」というより「お目当てのブランドを全力で買いに行く」方も多い印象。
ゆったり見たい方は会期中盤や午後に行かれるのをおすすめします。

会場全体はクリーンでシンプルな雰囲気。
また2018年頃から混雑する日程・時間帯は整理券制になっているので、ほんとうに身動きが取れないすし詰め状態はそれほどなく、比較的見やすいと思います。
私は立地・出店ブランド等を加味してここ数年はサロショがメイン会場です。



ジェイアール名古屋タカシマヤ アムール・デュ・ショコラ

【開催期間】
2023年1月19日(木)〜2月14日(火)

高島屋系列の通称「アムール」。(アムショと呼ばれているのも拝見します)
名古屋会場は日本一のバレンタイン催事売上を誇るとも言われています。
名古屋の他、東京、横浜、大阪、京都、岐阜などで開催されています。

アムールの印象は、「ほとばしるアムール愛!」です
名古屋会場は本当に独特の空気がありまして、百貨店も出展者もお客さんもみんなチョコレート自体というより「アムール・デュ・ショコラに対する熱」がすごいんですよね。毎日インスタでライブ配信があったり、日々の売上ランキングが更新されるなど、アムールを盛り上げよう!という一体感が
凄まじいです。
アムール amour はフランス語で「愛情、恋愛」という意味があるので、まさに。ですね。

前日の売上ランキングが掲出されたり…

ブランド数比は国外と国内5:5くらいの印象ですが、盛り上がってるのは圧倒的に国内ブランド!(ここがサロショと結構違う)
数量限定、アムール限定、といった限定品に列ができていたり、シェフとの交流を楽しむファンの姿も目にします。
名古屋人は地元愛が強いとよく耳にしますが、その県民性が表れているのかもしれません。

コンパクトな会場ながら、名古屋らしいキラキラの装飾、お客様・スタッフの熱気と活気は唯一無二。
みなさんもぜひ一度体感してみてはいかがでしょうか。



阪急うめだ本店 バレンタインチョコレート博覧会

【開催期間】
2023年1月20日(金)~2月14日(火)

阪急系列、チョコレート博覧会。阪急うめだ本店が掲げる「楽しさNo.1 デパートメントストア」をバレンタイン催事でも遺憾なく体現しており、3つの会場のなかで圧倒的テーマ・エンタメ性を誇っていると思います。

チョコレート博覧会のイメージは、「ようこそ!ワクワクのチョコレートの世界へ!」です。ぶっちぎりで世界観を楽しめます。
まず会場自体がかなり広いです。特設会場だけでなく、百貨店各階にテーマ別のセクションが設けられていたりと、本気で見たら1日過ごせそうな勢い。
各セクションの空間デザインも世界観に浸れるよう趣向が凝らされていたり、プチ撮影ブースがあったりと、百貨店側が「チョコレートと出会う、選ぶ楽しさを最大限味わえるように」と趣向を凝らしているところが私は大好きです。

ビーントゥバーなど、タブレットをメインにしたセクション。
これだけでもわくわくします!

そのおかげもあってか阪急はこの3会場の中だと取り扱いブランドも一番幅広いように感じます。また、カタログもすてきです。ブランドや商品の紹介もとても丁寧ですし、眺めているだけでチョコレートに詳しくなれるようなコラムも充実してます。

会社のデザイナーさんに「催事だったらうめ阪が1番レベルが高いよ」と聞いていて、その時はへ〜と思っていたのですが、実際に行ってみたら「なるほどこれはたのしいな!」と感動しました。

チョコレートのコアなファンも、初心者の方も、全員におすすめしたい会場です。


想像以上の長さになってしまいました。😂
ここまで読んでくださりありがとうございます。

取り扱うブランドも、お客さんの姿も、雰囲気も全く異なるバレンタイン催事。今年はどんな出会いが待っているのか…
毎日わくわくです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?