新規事業 プロダクトライフサイクルマネジメント(PLM)とは?
今回は、プロダクトライフサイクルマネジメント(PLM)について考えていきたいと思います。
こちらは、新規事業担当だけでなく、事業に携わる人であれば必ず理解しておくべき概念だと個人的に思っています。
1.なぜプロダクトライフサイクルマネジメントが重要なの?
プロダクトライフサイクルマネジメントとは?
製品には4つの段階があり、その製品が今どの段階にいるのか、
またどの段階に移行しつつあるのかを確認することができます
段階により、顧客の製品知識や競争環境などが異なるため、
より適切なマーケティング計画を策定することができます。
特に、新商品開発時は「あれも、これも」となりがちですが、やるべきことに集中することが求められます。いわゆる方針です。
2.プロダクトライフサイクルの4つのステージ
①導入期
活発な啓蒙活動により、製品の優位性等を顧客に浸透させる段階
②成長期
製品・サービスの一層の差別化を図ったり、競合商品との違いを明確に打ち出し、顧客に認識させる段階
③成熟期
市場シェア上位企業はサービスや価格を武器に競合の進出を防ごうとする、
下位企業は特定のセグメントに経営資源を集中させる段階
④衰退期
市場シェア上位企業は当該事業で生み出したキャッシュを別の事業に再投資するケースが見られる。
その他の企業は新たな価値創造を行うか撤退するかの判断に迫られる段階
特に意識すべきなのは、自分たちは、「①導入期」および「成長期」にいるということでしょう。
3.それぞれのプロダクトライフサイクルで打つべき施策
①導入期
・技術開発、製品設計、デザイン設計重視
・新製品に対する需要が可能な限り最大になるような施策を考える
・一次需要を創り出す
・活発な啓蒙活動を行なって製品の使用方法や優位性など認知を顧客や販売チャネルに浸透させる
・成長期に向けた需要創造を行う
(ここで良い評価や評判が得られないと次のステージに進むことはできない)
②成長期
・より顧客からの多様なニーズが生じ、きめ細やかに応える製品が求められる
・後発の競合製品の参入もよくあるため、早い段階で競合製品との違いを明確に打ち出し、顧客に認識してもらう事が重要
・このタイミングの顧客を満足させて、成長軌道に乗せて、より多くの顧客を呼び込む必要がある
③成熟期
明確な戦略の方向性を決める必要がある
④衰退期
・自社の事業経済性と顧客満足の両立をする
・製品やブランドの廃止・撤退を検討する
・新たな成長が見込まれる新たな製品と置き換える
4.新規事業担当者が意識すべきこと
特に、①導入期、②成長期においては、
◆ユーザーニーズに基づいた商品の継続的な改良
◆明確なターゲティングとそのユーザーに対する認知度向上
をいかに速いサイクルで回せるかが、勝負になってくるかと思います。
昨今のトレンドですと、「アジャイル開発」が活用できます(こちらも機会があればまとめていきたいと思います)
このフェーズになると、企画はある程度出来上がっているので、
「エンジニア」と「マーケター」の腕の見せ所ですね。
(参考)
プロダクトライフサイクル(PLC)とは?マーケティングの基礎用語を動画と記事で解説【特選】
https://globis.jp/article/6695
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