🇬🇪 : ツィツォおばさんの美味しいハチャプリが出来るまで
私が滞在した西グルジアの
マルトゥヴィリの小さな村には
ハチャプリ名人のツィツォおばさんがいました。
ホームステイ先のママのハチャプリも
美味しかったけど、彼女でさえツィツォに
オーダーするくらいの絶品でした。
ხაჭაპური/ハチャプリはグルジアの
国民的料理でインドのチーズナンのように
チーズがたっぷり入ったパンです。
最近ではフジパンさんから商品化も
されてるそうで...
ヨーグルトといい、炭酸水といい
グルジア発のものがどんどん日本に
進出してますね。
日本のお好み焼きのように地方によって
バリエーションが様々なハチャプリ。
フジパンさんのハチャプリは
グルジアのアチャルリ地方のもの
を再現しているそうです。
私が滞在したサメグレロ地方の
ハチャプリの特徴は
「上にさらにチーズをかける」
というスタイルで知られています。
そしてその地方ハチャプリをなんとも美味しく
作る村一番の名人がホームステイ先のお隣さんでした。
「Ako、お隣さんからハチャプリもらってきて」
と頼まれ、何度ツィツォおばさんの
ハチャプリを取りに走ったことか。(パシリ)
焼き立てホカホカの美味しいハチャプリ
それでは、
ツィツォおばさんのとても丁寧な
ハチャプリ作りの工程を
お見せしたいと思います。
ここまでは発酵された生地を
適量にとって軽く平らにしただけです。
残念ながら生地のレシピはございません...
私がハチャプリ食べたい!!とお願いしたので、
普通のパンを作るところをひとつだけ
ハチャプリにアレンジしてくれたのです。
チーズはსულგუნი/スルグニと言われる
この地方の特産品。
グルジア全土でよく食べられています。
バンダナが可愛いツィツォおばさん。
彼女の丁寧な暮らしぶりを見てる
だけでも心が落ち着きました。
ってくつろぎすぎな私。
お気付きでしょうか。
ニワトリもいます🐓
実は川にドボンして服を貸してもらって、
暖をとってました←
その上にハチャプリまで作らせる…
なんて図々しい外国人なんでしょう。
しかもツィツォおばさんって
ホームステイ先のお隣さんですからね??w
旦那さんと2人の息子と4人家族。
息子たちは私より少し年上でしたが、
ほんとに仲良くしてくれました。
インテリなお兄ちゃんと
お調子者な弟の仲良し兄弟。
借りた服はおそらくどちらかの
ものでしょう(笑)
ミニマリストな生活をする
ツィツォおばさんのテクニック。
瓶がめん棒代わり~👏
お見事です。
包んだチーズが飛び出ないように
やさしく、やさしく伸ばします。
映画でしか見たことないような
アンティークなストーブに
薪をくべて火をおこします。
そしてサイズを計ったかのように
フライパンとぴったりな生地。
さて、
ここからが他とは違う
この地方ならではのハチャプリの作り方!!!
・・・。
と思ったら…
次の写真がなぜかモロコシ…🌽
なぜなんだぁぁぁぁぁぁ!!!
で、どこのファイルを探しても
肝心の次の工程、一番大事なポイントが
収められておらず…
いきなりの〜
はい、完成!!!!!(笑)
この表面の色づきの正体は
一体何なのでしょう。
疑問が残ります。
そして私はなぜツィツォおばさんから
目を離してこのトウモロコシの写真を
撮ることになったのか...
黄色いし溶き卵を塗ったのか?
それとも濃厚なバター?
はたまたチーズ?
そう、ここサメグレロ地方のハチャプリの
特徴は「上にさらにチーズをかける」こと。
そんな地方ハチャプリが作られる
大事な瞬間が分からないじゃないかー!!!
しかも「チーズいっぱいで美味しかった♡」
って当てにならない記憶しか残ってないので
真相は闇のまま。
分かったところでツィツォおばさんの
最高なハチャプリを再現することは
不可能に等しいでしょうけど...
しっかりレシピをメモして
おくんだったなー!!
いろんなご当地ハチャプリを食べ比べる
というテーマでグルジアを旅行するのも
楽しそうです。
最後に...
実を言うと、
私はチーズがあまり好きじゃない人間です。(衝撃)
それでも本当に美味しくて
大好きになったハチャプリ。
なのでチーズ好きの方は絶対食べましょう🐭
虜になること間違いなし!
Ako
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