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【子どものそばで働く】スキルがあっても働きにくかった3児のママが、予想外のキャリアアップを遂げるまで

「しんどいときは、しんどいと言える環境をつくりたい。」
そう語るのは、関西拠点チーフSVの横網代さんです。

こんにちは。ママスクエア広報担当の木村です。
ママスクエアには2017年に入社し、現在は3歳の息子と一緒に子連れ勤務をしています。我が子の楽しそうな声をガラス越しに聞きながら、日々仕事をしています。

▽過去のママスクエアで働くロールモデルの紹介noteはこちら

さて、ママスクエアは、子連れ勤務が可能なワーキングスペースを運営しています。横網代さんは、思うように仕事にのめり込めない経験から、一度社会から離れたのち、ママスクエアで「子どもと一緒に働く」を実現してきました。インタビューを通して、これまでのキャリアや苦労したエピソード、自身のマインドの変化、そしてママスクエアで働く良さを語ってもらいました。


■プロフィール

横網代 あゆみ | 運営本部 直営運営部 関西拠点チーフSV

第一子を出産後、スキルを活かせる職場へ再就職したものの、「仕事を頑張りたい気持ち」と「思うように働けない状況」の狭間で葛藤し、社会から離れる選択を取る。3人目出産後に、子どものそばで働けるママスクエアに出会い、予想外のタイミングで社会復帰を果たす。
現在、関西拠店のチーフSV。

中1男の子・小3男の子・小1女の子、3人のママ。普段は、もっぱらインドア派で趣味はキーホルダー作り。でも家族でBBQも大好き。

■離れて過ごす我が子を気にかけながら

—— いままでのキャリアはどのようなものだったのでしょうか?

専門学校卒業後、携帯情報端末の企画開発を行う会社で設計補助業務に従事しました。しばらくして、新入社員への教育に携わり、人へ教える楽しさ・面白さを知ると同時に、自己理解も深まっていきました。

その後、出産を機に退職したのですが、長男が10か月になる少し前に、前職で培ったCADのスキルを活かせる新しい職場へ社会復帰したんです。当時、キャリアアップは考えていなかったのですが、仕事は全力。経験値が必要な業務に対し、限られた時間の中で精一杯取り組んでいました。

でも、仕事を頑張りたい気持ちと並行して、離れて過ごす子どものことも常に気がかりで・・・。「思うように仕事にのめり込めない」と感じていました。また、急なお迎え要請も多々あって。「せっかく雇ってもらえたのに、また休んでしまう」「私と同じ境遇なのに、あのママは高い出勤率だ」と、常に心苦しさを抱いていました。

二人目を妊娠し、このままでは急な欠勤やお迎え要請が2倍になるのでは?との気持ちから、一旦仕事から離れることに。

■ブランク4年。働く意欲は思いがけず

—— ママスクエアへの入社のきっかけを教えてください。

2人目、3人目を無事出産し、専業主婦歴は約4年になった頃でした。

「全員小学校へ上がったら、いつか働こう」と思っていたのですが、ママスクエアとの出会いで、そのいつかがなんと5年早く動き出しました。

”子どものそばで働く―”この環境に惹きつけられ、すぐさま夫に「めっちゃいいとおもわん?」と(笑)。

ママスクエアの募集記事を見てもらって、即賛同を得ました。オペレーター業務は未経験だし、保育経験も無い。でも、ここで働けるならばどの職種でもいい!と、応募。

ついにやってきた面接当日、なんと長男がインフルエンザを発症・・・。3人の子連れだし、その後の日程が合わなければ辞退するしかないと諦めかけました。ところが、子育てあるあるをすぐに理解してくれた担当の方より、再度面接を設定してもらって、無事に入社の道へ進むことができました。

—— 入社研修の際、講師からのとある言葉をきっかけに、自身の行動の変化があったそうですね。

研修の際、ママスクエアは、否定しない社風受け止める土壌があると知りました。だからこそ、自分から発言することに大きな意味があるんだと。でも、1対1は守備範囲なんですが、3人以上の会話となるととても苦手で・・・。このときから、【私の苦手意識克服計画】が始動しました。

—— 克服のために実践したことを教えてください。

大きく2点を心掛けていました。

一つ目に、気になったことは必ず聞く。
自分が疑問に思っていることは、他の人も同様かもしれないんですよね。自分が勇気を出してしてみた質問が、その人の学びにも繋がる!と思って行動しました。
二つ目に、先陣を切る。
全てにおいて「自分事」に捉えて、”最初に手を挙げる”をマイルールにしていました。結果的に、一番に行動することって気持ちいいんだ!楽しいじゃん!と感じるようになったんです。前職時代は想像すらしていなかった自身の変化でしたね。

それから、内心ドキドキしながらも、皆が気づかないこと、実践されていないことを切り拓く!をモットーに、自ら提案する手を止めませんでした。

■広がる視野。自分軸からチーム全体へ

—— 入社から2年経ち、オペレーターリーダーに昇格されていますね。

オペレーターとして、業務に対する“数字”は、だれよりも意識していたので、評価に繋がったことが素直に嬉しく感じました。「一つ上のポジションに就くことで、きっと今までよりももっと挑戦と提案の幅が広がる」と、未来の自分を想像し、さらにモチベーションが上がりましたね。

プレイヤーにマネジメント要素が加わって、メンバーへのレクチャーや質問への回答をしたり、案件に対する工数と数値の管理をしたりするようになって、リーダー業務を通じ、着実に成長している自分を感じていました。

その後8か月後にSVへ昇格しました。
でも・・・実は、自拠点の収支が不安定だったことや、前任のSVさんが異動になることで不安だらけのスタートでした。

—— 不安定な収支状況のなか、横網代さんがSVとして期待されていたことはなんだったと思いますか?

このとき私は3つの武器を持っていると思っていて。
数字分析が得意なところ、視点が拠点全体へ向いているところ、そしてちょっと“変わり者”なところ。この3つを掛け合わせた着眼点を武器にして、「安定稼働を目指す!」と意気込みました。

反対に、長年の自己課題であった対人スキルを要する人の育成については、克服計画は実行しつつ、得意なメンバーを頼るようにもして、拠点全体の底上げに注力していきました。

—— SV経験を経て、自身の判断・実行に対し、『結果』として返ってくる面白さと同時に、怖さを知ったそうですね。

そうですね・・・。
当然ですが、SVとして、間違えた舵取りをすれば、拠点全体の方向の雲行きは怪しくなってきます。なので、数字を見る場面では、確信を持ってから判断して、根拠を頼りに動いていました。
あとは、信頼と安心を寄せる上長の存在も、大きなバックサポートとなって、自信を持って取り組めましたね。

■自分を認め、褒め称えても良いじゃない?

 —— 1年経たずして、見事安定した黒字を達成。その時の気持ちを教えてください。

何よりも皆の頑張りと、案件があるからこその安定稼働。
でも、「安定稼働は自分の力も大きい、私もよく頑張った」とも思うようにしていました。自信を持つためには、自分を褒め称え、鼓舞することも大切だと気が付きました。

このとき実感し始めたのは、みるみる広がっていく責任範囲による、自身の視点・視野・視座の変化です。奮闘するがあまり「自拠点さえよければいい」と思っていたSVなり立ての頃から、「一時的に自拠点が赤字になるとしても、先の未来はどうだろう?」と思えるようになって。
クライアントの満足度が上がれば、契約が続いて、結果的に会社全体の利益の貢献へと繋がる・・・。自ずと、クライアントファーストで動くようになりました。

 —— 約2年のSV職を経て、一昨年よりチーフSVに。これからのキャリアビジョンについて教えてください。

入社時に小2だった長男は中学1年生になりました。ママスクエアは自分だけでなく、子どもたちにとっても居心地の良い場所で、今でも「ママスク、行きたい」と言うこともあったり(笑)。

今後の目標は、この居心地の良い場所を守りながら、チームの皆がしんどい時はしんどいと正直に言えて、「働くって楽しい」と思える環境の提供を成し遂げたいと思っています。

もっと先の未来で描くことは、なんでも楽しみながらキャリアを歩むこと!今までの経験から、マイナスな出来事も、見方を変えてプラスに切り替えることってとても大事だと学びました。ピンチはチャンス!と捉えて、どんなことでも楽しみながら過ごせるような、そんな人生を歩いていきたいです。

そんなママスクエアでは、現在、事業拡大のため一緒に働いていただける方を募集しています。
こんな熱い想いをもった横網代さんと働いてみたい方も!
ご応募お待ちしております。


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