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ふかい悲しみとやさしいぬくもり【ママリ編集部の夏休み課題】本日の一冊📖 vol.30

こんにちは!ママリ編集部・シンママみほです。

ママリ編集部メンバーで、8月から1か月間、夏休みの課題を個人で設定し、毎日投稿に挑戦します!✨

期間は8月1日~8月31日です。
シンママみほは「本日のおすすめの一冊」を31日間、毎日アップしていきます。皆さんにとって、お気に入りの一冊があるかも?
ぜひぜひのぞいて見てくださいね。

『おこんじょうるり』

本日の一冊は、『おこんじょうるり』です!

「泣ける絵本」といえば皆さんは何をあげますか?
私は、「ごんぎつね」と「おこんじょうるり」(どっちもキツネの話だ)をあげます。

と、いうのも、この絵本を声に出して読むと、必ずと言っていいほど大号泣してしまうんですよね…。

読み聞かせをすると、もれなく娘にどん引きされます(あまりいいとはいえませんね。苦笑)。

「誰かの役に立ちたい」という願いは、誰しも心の奥に持っているのかもしれません。そして、「自分のために願ってくれる人」の存在を、誰しもほっしているのかもしれません。

『おこんじょうるり』のばばさまとキツネは、誰よりも深く互いの孤独を理解し、互いを必要として思いあっていました。

そんな誰かがいるだけで、心は温かくなり、優しさに満ち、勇気がわきますよね。ですが、同時にそんな誰かをうしなった時、ふかい悲しみにとらわれてしまいます。

誰かにとって特別な誰かは、「その人」しかいないんですよね。
「誰かの替わり」なんていないんですよね。この本を読むと、心が温かくなる一方で、どうしようもなく切なくなります。

うつくしい言葉や言い回しも、とても心に残る一冊です。

『おこんじょうるり』
作: さねとうあきら
絵: 井上 洋介
出版社: 理論社
税込価格: ¥1,650


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