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「あの子を生かしてやらん方が良かったな」と、最近の祖母は叔父と会うたびに繰り返しつぶやく…
大学の卒業祝いとして父からもらったのは、「開運」と書かれた立派なハンコケースに入った、綺…
春になり、学年が変わると、大量の書類を書かされる。給食がうんたら、PTAがかんたら、積立金…
もう5年以上前の話。 大学の卒業式には、母と、離婚した父と、海外から来日した母方の祖母が…
正しい人でいたい、という欲が人より強い方だと思う。 でも「正しい」が何かわからない時代に…
逃げのために寝ても、目が覚めると転がっているあらゆるタスクが目について、逃げきれていない…
寒がりの私は、同じ電車に乗る人々より、もうひとつ重ねた格好をしていて、見た目からもう重たい。 生きていこと以外は何も確認できない高校時代の友人とのラインがまた途絶えた。 彼は、この先孤独でいようとしているのだろうか。そうだとしたら、その潔さに惚れ惚れするし、でも、かなり心配にもなる。 年々友達との縁は遠ざかって、でも大人数の飲み会はおっくうで、SNSであらゆる報告をなぞって年暮れを過ごす。 私こんなにしゃべるの下手くそだったっけ。と、唯一行った飲み会の会話を、餅をだらだら
何が足りないとか、どこに歪みがあるとか、比較的「気づいてしまう系」の人間として生まれ落ち…
最近「がんばり」の総量が減っていて、それは老いや基礎体力のなさもあるし、忙しさからくる疲…
これといった趣味がない私が定期的にしている、ぼっち飯。 今は仕事で外回りもあり、イヤでも1…
ずっと「男には負けられない」という、ぼんやりでっかい向上心があって、それはファザコンをこ…
「あなたはもっと20代っぽくさ、向こう見ずに生きたらいいんじゃない」 年上の先輩とサシで飲…
ペンダントや花をくれないかわりに言葉と安心をくれる人と共にいることを、私に選ばせてくれた…
12月のコンタクトレンズを捨てた。 水を飲んだり讃美歌を口ずさんでいるうちに、あっという間に年が塗り変わってた。 全然駆け込みで終わらせられなかった仕事を横目に厳しい自分に隠れるようにこっそりラーメンを食べた。 ミスっても早さでカバーするようにただひたすら走って、迷う隙間も与えないように決めたらしばらく脇目振らないようにして、走りながら次の手を決めた。そんなのだからよくこけもする。 はたして走り方はうまくなっているかしら。 この四半世紀、何もない日なんてほとんどなかった。