なぜ書くことで願望は叶うのか
「書くと願望は叶いやすくなる」
そう聞いて、ノートに思いつく限りの願いを書いてみたとする。
だけど、本当にそれだけで叶うのかな?と、半信半疑だったりするのではないだろうか。
書くとなぜ願望が叶いやすくなるのか?
それは、きっと誰もが疑問に思うところ。
願望を書いたら叶いやすくなる、その理由には『書く』という行為が関係している。
私たちの脳内には、RAS(ラス)と呼ばれる神経のネットワークがある。RAS(ラス)は、ある特定のことに「注意」を向けさせるための働きをしている。
なぜ特定のものに注意を向けさせる必要があるかというと、脳はフル活動してしまうと人間が命を落とすほどのエネルギーを使うから。
フル活動による大量のエネルギー消費防ぐため、脳は、自分にとって重要なことと、そうでないことを振り分ける必要がある。
そして、”重要なこと”だけに注意を向けさせるのを助けるのが、RAS(ラス)なのだ。
例えば、
「今日はカレーを作ろう!」決めてスーパーへ行ったとき、たとえ大好きなサンマの特売をしていても、その日は魚売り場が全然目に入らなかったりする。
このとき、頭の中は人参やジャガイモであり、脳はカレーの材料を’’重要なもの’’だと判断しているから。
つまりRASにより、見えなくさせられているのだ。
それでも、人間の脳は同時に3つくらいのことしか覚えてられないので、
キッチンペーパーの’’買い忘れ’’などをする。
どうしたら、大事なものを見逃さずにいられるのだろうか。
大事な情報を記憶しておいたり、しっかりキャッチするためには、
「書く」ことが一番効く。
なぜなら、「書く」という行為は、RAS(ラス)を刺激し、”この情報は自分にとって重要だよ!”と脳に伝えていることになるから。
脳が’’重要’’だと認識していないものは、基本スルーしていく。
メガネを頭にかけたままメガネを探してしまうように、
重要な情報がそこにあるのに、なぜか見えなくなるんです。
それが脳の仕組み。
だから、「書く」という行為はとても重要。PCでのタイピングでは、脳への刺激が足らないのだ。
スーパーでの’’買い忘れ’’を防ぎたいなら、
一度、買うものリストを書くといい。
叶えたい願望があるのなら、まず、手でそれを書くことで「この願望は重要だよ!」と、脳に伝えておくことができる。
脳が’’これは重要だ’’と認識すると、願望を叶えるためのさまざまな情報をキャッチできるようになり、願望が叶いやすくなるというわけなのだ。
書くことで脳への重要認知を促す。その行為こそが願望実現へのファーストステップと言えるだろう。
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