見出し画像

夢と目標と趣味。

趣味は何ですか?と尋ねられるといつも困っていた私。
旦那さんからは「仕事が趣味だね」と言われるくらい。

こども達が家を出る前は、とにかく子どもと過ごす時間か仕事の時間か。たまに家事。。。
こども達が巣立った今年度の私の目標は趣味を見つけることでした。
ただ、私趣味がないのは時間の問題だけではなく、私の考え方の癖も原因に。

『夢はみるもの?叶えるもの?』
夢は「叶えるもの」か、夢は「叶わないから夢」なのか。。。
以前、職場の人と『夢』について話したことがありました。
彼女は夢は叶わなくても想像するだけで楽しいものだと教えてくれました。発見!「そうだったのか!みんなの夢は『夢』なんだ!」

私にとって『夢』とは、具体的な目標。現実的に叶えられない夢なら見ない方が良い。そんな風にも思うくらいに、私にとっての夢は『目標』でした。
この違いが分かってスッキリ。

だからみんなは、夢を語るだけであんなに楽しく満足そうな表情になっていたのか。
だから私は、夢を語ることで目標に向かって「動き出さなくちゃ」と思い込みしんどくなっていたのか。

私にとって趣味も同じ。
はじめは楽しそう!とはじめても、
「もっと上手に」「早く上手に」「もっと沢山」「もっと詳しく」
上達が目標になり楽しむことを忘れてしまう。
趣味にしたら楽しくなくなりそうで、何もかもほどほどで手を付けなかったのかもしれません。
皆さんにはこんなことありませんか?
一緒の人がいてたら嬉しいなぁ・・・。笑。

こども達が巣立って、趣味が欲しくてはじめたフラダンス。
2週に一度の教室で、もうすぐ半年になりました。

こども達が小学生の頃にも、3ヶ月程毎週フラダンスの教室に通ったことがありました。
経験者の中に、初心者の私が混じって練習。
なかなかフリが覚えられず。
皆さんに迷惑をかけてしまっているような気持ちになり。申し訳ない気持ちになり。すっかり楽しむことを忘れてしまい・・・。
その頃丁度、PTAの会議と重なり休みが増えて止めてしまったフラダンス。

何年か経ち「やっぱりフラダンスが踊れるようになりたい!」と、お友達2人を誘ってフラダンスを再開して半年。

これまでの人生で付けてきた考え方の癖はなかなか治らず。
なかなか上達しない自分に落ち込んで。
そんな時仕事が重なり何度かお休みが続いて。
気が付いたら、「上手くできない自分にはセンスがない」「先生にも他の人にも迷惑をかけてしまって不甲斐ない」フラダンスが心から楽しめなくなっていた私。

そんな時に私を励ましてくれた友人達。
休んだ私に動画を送ってくれて「焦らず楽しく思い出してね」
私が思いあぐねているのを知ってか知らずか「先輩達の横であたふたしながら踊ってる。なのに楽しいよね」と自分も出来てないよと伝えてくれて。
「先生の後ろで並んで踊ってるのが楽しいよね」と上手く踊ることよりも、音楽に身体を任せる楽しさを思い出させてくれた彼女達。

危機を乗り越えるには、楽しみももどかしさも共有できる仲間が必要で。
自分の考えを変え成長するには、重要な他者が必要で。
その重要な他者である仲間との対話が、自分自身への気づきに繋がり、大切な何かに気付かせてくれる。

今週のフラダンスのレッスン。
音楽とリズムに合わせて身体を揺らす。心地よく。
踊りながら目と目が合うと笑い合う、友達達との楽しい時間。
こんなへっぴり腰でも「そうそう。それで合ってるよ」と励まし続けてくれる先生の優しい言葉。
「楽しい!」心から感じられた!忙しい毎日に大切な時間。

『いつかステキな先生みたいにフラダンスが踊れるようになりたいな』
目標が出来ても、楽しむことを忘れずに。。。
でもでも、忘れてもまぁいっか。
私には一緒にフラダンスを楽しめる友がいる!
大好きなフラを大好きな友達と・・・感謝。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?