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ルーツを知ること

私が生まれるずっと前の話。

戦時中、満州に行っていたおじいちゃんが戦争が終わり引き上げてきて、おばあちゃんと結婚。

当時、家もなく、仕事もない状態で結婚したと聞いて、私の「お互い無職婚」にうちの両親が驚かず、止めに入らず、むしろ推奨された理由がなんとなくわかった気がした笑

ルーツとしてお手本があったからこその動揺のなさだったのかも笑

そして、結婚してすぐにおじいちゃんが病気になってしまい、、当時お見合い結婚だったため、縁談を取り持ってくれたおばあちゃんのおばさんが、「もう実家に帰ったら?」とおばあちゃんに勧めたそうだ。

おばあちゃんは、「それじゃぁ帰りましょうか。」ということで帰ったようなんだけど、職人気質でとても頑固なおばあちゃんのお父さんは「そんなわけにいかないからうちには入れない!帰るように。」と伝えて門前払いに。

そのおかげで父が生まれたそうだ笑

そうやってルーツを辿ると結構ヒヤヒヤするドラマチックな話が出てくる。

ちなみにおばあちゃんの元婚約者の人は、戦争で他界したという話も聞いていて、本当に戦争の時代を生きた人たちの人生は波乱に満ちている。

でもその前の歴史を振り返っても、今ほど豊かな時代はなかったんじゃないかな。そういうふうに思うと、この恵まれた人生で、しっかりと成し遂げたいことに邁進せねばと思うわけで、、。

と、ここまでの話は父から聞いた話。

母がその続編を、、

父が生まれた後、実家に里帰りしていたおばあちゃんが、相変わらず家なしで実家に居候していたおじいちゃんに対して「家がないなら帰らない。」と言ったらしく、おじいちゃんは急いで家を建てたんだとか。

そしてそのおかげでおじさんが生まれた。笑

一つ一つの選択によって人が一人この世に登場するかどうかが変わってくる。

人生って本当に面白くてドラマチックだなとつくづく思わされた時間。


生まれる前の命の危機がそれぞれの人生にあるんだろうな。


ママさん達が楽しんでやっているドーナチュ屋さんでしゅ🚼