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マッチングアプリ疲れ

私は、彼氏が欲しいと思っている大学生

私結構可愛いのにね
頭も良いし優しいし

もう一年くらい彼氏がいません
ほーんと、不思議!

初出し情報いきます



私まるりは、女子大に通っています

うんうん

私まるりはサークルに所属していません

うん

私まるりのバイト先は女子しかいません








まるり、出会い、ない









わーん!
大学生になってから、交際に発展するどころか男の子と知り合う機会がありません
高校までの男友達は何人かいますが、保育園から知っている幼馴染だったり、知り合いの元彼だったり、元彼だったり

大学生活の恋愛の全ての望みをかけて臨んだ20歳の同窓会では、お酒を飲み過ぎて調子に乗って撃沈
かつて私が好きだった人とかいたのに
私のこと好きだった人とかいたのに

どうして、私はあんなに飲んでしまったのか
私のことをよく知っている友達が、私にもうビールを飲ませないようにしてくれたらしいのですが、私は別のテーブルに行って誰かのビールをいつの間にか飲み干していたようです 最悪

同窓会後、絶望に打ちひしがれていた
異性と知り合い、仲良くなって、交際に発展するなんてかなりの時間と労力と奇跡が必要
体力がないと、できることではありません
中高の同級生は、知り合い、仲良くなる、という段階はクリアしていることが多いので、あとは交際に発展するだけだったのに
なんて、惜しいことを

個人的には、恋人がほしい恋人がほしいと言っておいて、自分から動こうとしない人が好きではありません
きっと、出会いっていっぱいあるからね

自分がそんな人になるのは嫌だったので、ある夜友達と飲んでいる時に、お酒の力に手伝ってもらい、マッチングアプリを入れました!

入れた直後は、楽しかった
男の子のプロフィールを見て、かっこいい!と盛り上がって
こんなにかっこいい人がいっぱいいるんだ、、
えーイケメンの彼氏できちゃうかもなあ
なんて言いながらマッチングしていきました

女の子側のマッチングアプリは、基本はもらったいいねの中から選んで、マッチする感じです
たくさんくるので、こちら側から探しにいかなくてもいいんです

ハマりましたね
多くいいねがもらえると嬉しいし、素敵な人とマッチできたら嬉しい
魅力的な自分のプロフィールを作るのも楽しかったです

でもね、選んでいるときは心苦しかった
人間を選ぶ経験、今までしたことがなかった それも私の好みで
私は選べるような立場じゃないはずなのに
どんどん選ぶのが速くなっていく自分が、嫌だった
どんどん自分が傲慢になっていくような気がした

なんて、そんなことに悩みながらアプリを続けて
マッチして仲良くなった人にそんなことを打ち明けて
良い子だね、なんて言われて

私ね、人と話すのは得意な方です
自分を嫌っているのではという疑いは持たないし、嫌われることもあまり恐れません
人と話してその人の世界を摂取するのが好きなので、どんなことにも興味を持って話すことができます

その人の世界を摂取するのが好き
取り入れて、自分の養分としちゃいたい!
読書と似ています
自分はしていない経験や、持っていない考えを取り入れることで、自分の中の豊かさは増していきますからね

その性分は、マッチングアプリと相性が良かったようです
マッチした男の子とメッセージを続け、通話で仲を深め、デートをする
アプリでの出会いって、友達の過程をすっ飛ばして、交際を視野に入れた付き合いになるので、自分の内面を曝け出せたりするんです

そもそも、アプリをやっているということは、世の中では受け入れられつつあるけれど、やはりネガティブなイメージを持っている人は多いと思います
特に利用者の方がそんなイメージを抱きがちです
日常生活で恋人ができない、悲しい、寂しい、自分だって愛されたい、アプリの力を借りるしかない、恥ずかしい、周りの人にアプリやっていることは知られたくない
そんな思いを抱えている人が多いんです

そこで、この質問をするんです
「なんで、アプリを始めようと思ったの?」
この質問はね、鉄板です
私は必ず尋ねるし、尋ねなかったとしても必ず尋ねられます
その人の恋愛に対する考え方や、今の恋愛への気持ちの強さ、複雑な思いを抱えながらもアプリを決意したきっかけ、などを知ることができます
アプリで出会ってその人のパーソナリティを知る上で、重要な質問であると言えます
友達にはなかなか言えない、自分の思いを言えちゃったりします
友達は自分がアプリをやっていることを知らない、でもマッチ相手は知っている、アプリを始めた理由も知っている、となると割と複雑な深みのある関係性ができちゃったりします

私はそこそこの数の男の子たちと会ってきましたが、一人一人のアプリを始めた理由は忘れていません
そうやって、何人かの男の子たちのパーソナリティを知ってきました

何人の男の子と会ったんだろう
数えたことなかったけれど、覚えている範囲で数えてみます、、、

指折り数えてみました
15かな
多く感じます
そのうち、1人と付き合いました

15人の男の子たちとアプリで知り合って、関わって
楽しかったことも、嫌な思いをしたことも
デートの場所も様々で、する話も様々で
男性経験に乏しい私は、彼らとデートしたり話したりすることで、男の子のことを少しずつ学んでいきました

でも、14人の男の子たちとは交際に至らなかった
彼らと切れる理由もまた様々です
連絡がつかなくなったり、会ってみると話が弾まなかったり、どちらかに恋人ができたり
私が嫌な思いをして、怒って帰ったこともあります

どんな相手であっても、切れる時はとても虚しい
関係が切れることって、普段の人間関係ではあまりないですよね
やっぱり、アプリの関係って、脆いんだ
お互いが相手のことを軽んじているんだ
毎回そんなことを思い、落ち込みました
なんで私こんなことしてるんだろ
自分が相手のことを軽くみるのも、自分が軽くみられるもの許せない

でもね、アプリってやっぱりそんなもんです
というか、そんなもん、って思わないと続けていられません
一人一人のことを丁寧に思っていると、目まぐるしく変わるアプリ上の人間関係に、ついていけなくなります
心が、疲れてしまいます

アプリ上の会話というのも、テンプレが多く、同じことの繰り返しで、自分は時間を浪費しているのではないかと思ってしまうことがあります
「はじめまして」「よろしくお願いします」「写真かわいい」「なんて呼べばいいですか」「どのあたりに住んでますか」「よかったら電話しませんか」
もう、誰とどんな会話をしたのか、覚えていません
面白い会話をしないと、メッセージでも電話でも会話の内容は忘れてしまいます

この人たち、私のことちゃんとみているのかな
私の外見、内面、ちゃんと知ろうとしてくれているのかな
私は、相手の内面を知ろうとしますが、私のことを知ろうとしてくれないと、やるせない気持ちになります

私は周りの人たちから愛されて生きてきた
でも、ここでは、なかなか愛されない
それが苦しくって

もう、アプリなんかのことで悩んだりするのは嫌だ
ばかみたい
私、この人たちに愛されなくても、他の人たちから愛されているし
ばかみたい

それでも私は恋人から愛されたくって、アプリのことを気にしてしまいます
それがまた、ばからしくって
もう嫌だ、面倒臭い、でもやめられない

アプリを始めてしばらくすると、マッチする数が減ってきます
これもまた自分の価値が下がったようで悲しいんですよね

もう、むり!!
疲れた!!!
やめてやる!!!!
はいはい、退会!!!!アンインストール!!!!!

何度もしました

勉強に打ち込んだり、友達とたくさん遊んだり、地元に帰省したり
忙しくしている時は、もうここに男の子が入り込む時間はありません!むりです!彼氏、必要ありません!になるのですが

やるべきことが少なくなると、寂しくなって、またアプリを入れてしまいます
見せかけでも、私を認めてくれる人たちを求めて
彼氏を求めて
そして、また疲弊して、退会する
その繰り返し
ばかみたい

今は何回目かのアプリ
一昨日、寂しくなって入れてしまいました
今回は嫌になっちゃうのが早く、今夜には退会する予定です

アプリの男の子のことを考えるの、もう疲れた
切れる可能性の方が高いのにね
嫌になっちゃう

私だって、アプリ以外で男の子と出会いたい
時間と思いをたっぷりかけながら、知り合って、友達になって、恋人になる、という過程を踏みたい
段階ごとのわくわくやドキドキの思い出を大切にしたい

友達から紹介してもらうこともありますが、なかなかうまくいきませんね

好きな人がほしい
とにかく、恋愛したい

恋愛を求めているのに、恋愛ができない状態って、しんどい

やっぱりアプリをやっていると、楽しい気持ちよりも、虚しい気持ちを味わうことの方が多いな
それが嫌でやめてしまう人は多いし、私も何度もやめてきた
でも、その虚しさすら経験に換えてしまいたい!という思いもあります
そんなやる気は、心が疲れていない時だけ湧いてくるものですけどね

まるり、彼氏ほしいです!
まるりのことが気になった方、ご連絡お待ちしています!





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