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「変わっていたい私」と「変わらない君」

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辛くなったとき、いつも私に力をくれる「彼ら」のお話。
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#小説

「変わっていたい私」と「変わらない君」<4>

「変わっていたい私」と「変わらない君」<4>

出逢いは15年前。
私たち3人は、同じクラスになり、いつからだったかもう覚えていないけれど、気が付けばいつも一緒にいるようになった。

 

確かリクとは、中1の1学期にクラス委員に指名されたのがきっかけで、そこからなんだかんだ私の世話を焼いてくれていた。

あの頃からずっと、見た目は厳ついし、口数も少ない。
けど、誰よりも優しくて、人の世話をするのが趣味のような奴だ。

 

一方のユウキはお互

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「変わっていたい私」と「変わらない君」<3>

「変わっていたい私」と「変わらない君」<3>

いつの間にかもう別の話題で盛り上がっている彼らを横目に、
私は少し中学時代を思い出していた。

間違いなく、あの3年間が私にとって大きな転機だった。

そう言えるほど、色々なことがありすぎた。
綺麗な世界も見たし、汚い世界も、たくさん見た。

そして、たくさん救われたし、たくさん傷付いた。

 

あの時、自分を傷付けた人たちを許すことなんてできるほど私の心は広くないけれど
それでも、ずっと腹の底

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「変わっていたい私」と「変わらない君」<2>

「変わっていたい私」と「変わらない君」<2>

 

自分が無理をしていることに気付いたところで
どうすればいいのか、私にはわからない。

ただ自覚した上で、無理をし続けるしかない。

 

いつからかずっと聞こえている
身体と心の叫びを聞こえない振りをしながら
また今日も私は教壇に立つ。

仕事納めまであと2日と迫った日。

あまりに懐かしく、そしてあの頃と何ひとつ変わらない笑顔で、
彼は私に笑いかけていた。

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「変わっていたい私」と「変わらない君」

「変わっていたい私」と「変わらない君」

昨日、久々に1日中動き回ったからなのか
何度か目を覚ました記憶はあるものの、結局、昼過ぎまで眠っていた。

少し前までは、眠っているときに夢なんて全く見ることがなかった。
それくらい「眠る」ということに没頭していた。

けれど、最近はよく夢を見るようになり
目が覚めていたとしても、夢の余韻に引きずられる。

どんな夢だったかは、ほとんど覚えていない。
けど、良い目覚めではないことは確かだ。
お腹の

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