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選挙は「権利」でも「義務」でもない。国民の「使命」です!

衆議院選挙が終わりました。
やっぱり投票率は上がらないですね。

で、もう「選挙に行きましょう」とか「ぜひ投票してください」とか有権者を甘やかすのやめましょう。

最寄りの投票所で投票できて、朝の7時から夜の8時まで投票可能で、期日前でも投票できる。

投票所では、候補者名や政党名がフリガナ付きでわかりやすく提示されている。至れり尽くせりですよ。

それでも「めんどくさい」とか「誰に入れても変わらない」とか「入れたい人がいない」とか理由をつけて、結局行かないなんて…。

そんな人たちはネット投票にしたって投票しないですよ、きっと。不正防止を考えたら、ネット投票になってもそれなりに手間がかかるはずですから。

そんな人たちにお願いしてまで投票してもらう必要はないです。

選挙は「義務」でも「権利」でもない!

日本国民としての「使命」です!!!

「権利」だとしたら投票しないのも自由だし、「義務」だとしたら罰則が必要という話にもなる。でもどちらも違いますよね。

「普通教育」と同じようなものじゃないかと。

普通教育って、子どもに受ける「権利」があるけれど、親には受けさせる「義務」がある。「個人の学ぶ権利」と「国民として学ぶ義務」の2つの側面がある「日本国民としての使命」なんです。

普通選挙が実現して来年が100年目。普通選挙が先人たちにとって、どれだけ欲した権利だったか、これを手に入れるためにどれだけ苦労したかを、今の人たちはちゃんと知った方がいい。

その想いを知ったら「めんどくさい」「投票したい人がいない」「誰に入れても変わらない」なんて、軽々しく言っちゃいけないと思います。

ご飯を作ってくれた人を前にして「嫌いだから」「まずいから」って平気で残したり捨てたりする人と同じですよ。

今の日本は、そういう無礼な理由で半数の有権者が投票しない状態なんですよね。

政治家に対しては、「国民のために何もしてくれない」と責めるくせに、国民も主権者として最低限やるべき「投票」さえしないんだから、どっちもどっちです😔

投票率は、この国の国民として良い国になることを望んでいるという意思表示です。

投票率が低ければ、投票権自体無くなりますよ。少なくとも「無くなってもいい」という意思表示と受け取られてしまう。

与党の過半数割れより、投票者の過半数割れの方がよっぽど危機だと思います。

政治家を変えることは難しいかもしれませんが、自分たちの行動を変えることはできるはずです。

そのためには、日本国民としての「使命感」を身につける教育が必要でしょう。

また、メディアも「投票に行きましょう」「投票してください」など、無難な言い方ではなく、「日本国民のくせに投票しに行かないなんてあり得ないでしょ」って空気を作った方がいいと思います。

極端な話、津波警報みたいに「今すぐ投票所に行ってください!!!」くらいの重要性で伝えてもらいたいですね。

来年は参議院選挙があります。政治家だけでなく、国民の質も問われる選挙になると思います。




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