図11

『武器になる哲学』を読んで。

タイトルに惹かれて読んでみました。

ビジネスに活かせる箇所を自分なりに抜粋してみました。

・人を動かすにはロゴス(論理)とエトス(倫理)とパトス(情熱)の3つが必要。

・人は複数のペルソナを持っている。携帯電話の台頭により、学校と家庭の2つのサイロを使い分けられなくなっている。


・『偶発的』ということはこの世に存在しない。どんな事象でもその気になれば介在できる。受け入れたなら愚痴らず受け入れろ。

・フロー状態とは『挑戦』と『能力』が釣り合っていること。そして失敗への不安がないこと。

・人が創造性を発揮してリスクを冒すためには、アメもムチも有効ではなく、挑戦が許される風土が必要。さらにその風土でリスクを冒すのは『アメが欲しいから』でも『ムチが怖いから』でもなく『自分がそうしたいから』だけ。

・『わかる』とは『変わる』ということ。

・『サイエンス』と『アート』の違いは、サイエンスは『反証のしようがないもの』のこと。

・アポロ計画からICU(集中治療室)のシステムが開発されるキッカケになったり、戦争を止めるつもりで開発したライト兄弟の航空機が戦争を飛躍させてしまったり、世界を変えるようなイノベーションの多くは『なんとなく、これはすごい気がする』という直感に導かれて実現していることを決して忘れてはならない。

・未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ。

読んだ感想として「哲学って結構ロックだなぁ」という感じでした。
でも感情や情緒をちゃんと言葉に定義しているから納得感が半端ない。

昔学校で学んだ教科書に載っているような偉人だってたくさん考えて、考えるだけではなく、いろいろと試して、失敗して学んで、また試してを繰り返している。そしてその知見は僕たちの時代にも共感することばかり。

偉人に背中を押されているような気がして、とても勇気が出る本でした。

何かにチャレンジしているけど、共感してくれる人が少なくて、それでも頑張っている人には超オススメです。

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