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第155回 〈S.B.C〉 朝活読書会! オンライン

おはようございます!まこてぃです。

今日は8人でオンライン読書会を行いました。それぞれのオススメ本を紹介します!

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・せりちゃん
 『人間失格』 太宰治(著)

どんな本か
裕福な家庭に生まれ育った男性が堕落していき、時に命を経とうとして、女と住み酒を飲み薬を打って人間的にダメになっていく話

どんなことを学んだか
人間失格というタイトルだったからくらいのかなと思ってたけど思ってたよりマシだった。主人公は他人に対する時は取り繕って相手を楽しませたりしていたが、それがバレていき、やる気もなくなっていき、堕落してたまに人生に絶望していた。だれにでも起こりえそうだなと思った。

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・がみがみ
 『なぜ僕は4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』 岩本 武範(著)

どんな本か
1対1や3人でいる時は話せるのに、4人以上になると会話がしにくくなる謎の現象の解決策を脳科学的な側面から解決策を提示してくれる本

どんなことを学んだか
会話をするには脳の準備運動が必要らしい。解決策・自分から話せないなら、話を降ってもらえるようなポジション取りをしておく・準備運動のために、なんでもいいから声に出しておく(リアクション等)

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・のだくん
 『言語化力 言葉にできれば人生は変わる』 三浦 崇宏 (著) 

どんな本か
言葉は武器であり、凶器にもなる作者である三浦さんは元々博報堂で働き、その後独立された方です。

どんなことを学べるか
本作では主にコピーライティングやマーケティングの観点から「言語化」について語られています。三浦さんは普段何気なく使っている言葉は武器にもなれば時に凶器にもなると話していて、言葉の重要性をお話しされています。その中で、「スタンス」が大事であり、出てくる言葉もそこから出てくるものであるといいます。彼は特に「スタンス」や「ビジョン」を大事にして、言葉を選んでいるそうです。

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・まこてぃ
 『掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集』 ルシア・ベルリン(著), 岸本 佐知子(翻訳)

どんな本か
ルシア・ベルリンの初めて翻訳された短編集

どんなことを学べるか
著者の人生と重なる部分もあるらしく、1人の女性が幼い頃からの虐待やいじめ、アルコール依存などを乗り越え、生きていく様子が描かれている。想像力を豊かにしてくれる。そして最後まで細かく描写がされていないので、自分であれこれと想像を膨らますこともできる。特別大きなことを成し遂げた人ではないのかもしれないが、読んでいると物語に引き込まれていく感じで面白かった。

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・ゆかちゃん
 『利休にたずねよ』 山本兼一(著) 

どんな本か
茶人である千利休が秀吉によって切腹を命じられた時に、妻ではなく他に想っている別の女性がいるのではないかという仮説をもとに描かれた話

どんなことを学んだのか
映画化もされている作品で、最後のシーンの結末が少し違う。描く人によって話はすり替えられてしまう。学生時代に学んだ歴史も本当は嘘なのかもしれないから、情報を鵜呑みにしてはいけないなと思った。

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・ともぴ
 『言葉相』 千葉 修司(著)

どんな本か
言葉によって人間は左右される、言葉の使い方を学べる本

どんなことを学んだか
人間ができる言葉は何を発言するかで大きく変わること。言葉によって運を引き寄せることができたり、同じ場面でも発信する言葉次第で自分への影響や相手に与える影響が大きく変わること。31日分の言葉が用意されており、日めくりとして使うこともできる。

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・りこちゃん
 『D坂の殺人事件』 江戸川乱歩(著)

どんな本か
江戸川乱歩の短編集古い文学はつまらないという偏見があったが、読みやすく1つの作品が短いので読書が苦手な人も楽しく読める。

どんなことが学べるか
人間の普段見たくないような感情がフォーカスされており、自分にももしかしたらそういう感情があるのかななどの疑問を抱いたいかに先回りをして物事を考えるかの大切さが学べる江戸川乱歩自身の作品の振り返りがあり、当時の出版社とのやりとりの状況などが知れる。

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・はるちゃん
 『桜の樹の下には』 梶井基次郎(著)

どんな本か
桜の樹の下には○○が埋まっている!という衝撃的な一文から始まる短編小説。

どんなことが学べるか
登場人物が桜の樹と主人公の俺しかいない。小さな空間で「俺」は、桜の花が何故あんなにも美しいのかを考える。
桜の花を見てただ美しいというのではなく、表面からは見えない鬱蒼とした部分を想像して、だからこそ美しいのだという独特の感性にはじめはとても違和感を感じたのだが、何度も読むうちに、主人公の憂鬱な気分が桜の花の美しさの根本を考える中で爽快に変わっていく描写が面白く感じられた。著者の梶井基次郎がどんな人生を送った人だったのか興味を持って、調べるきかっけになった。短い文章の中で、気分の急激な移り変わりが表現されていることに感動するのと、想像力が刺激される作品だった。

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今日はオンライン読書会では過去最多の人数でした!人数が多いと話題も豊富なので、盛り上がって面白いですね。

毎週開催しているので、気になる方はぜひ御参加ください。

では、またお会いしましょう!

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