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お茶と器と

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個人の勝手な感想ですが世界のお茶と日本の器をご紹介
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#薩摩焼

何焼だか忘れちまった2

何焼だか忘れちまった2

美山の陶遊館で買った焼き物なので、薩摩焼には違いないのですが作家さんを忘れてしまいました。
やっぱ箱書きとかしてもらって保存した方が良いのかもしれませんが、数千円にそれもどうかと思ってしまって・・・

よく見ると高台内に銘が刻んでありました。
向きが違うな多分・・・
それにしても、この地の荒さ、美しいです。形成される時はどんな色でどんな手触りだったのでしょう?そして釉薬は?少し織部みたいな風情もあ

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シンプルな白薩摩

シンプルな白薩摩

薩摩焼には大きく分けて雑器系の黒薩摩と技巧美術品系の白薩摩がある、というのが一般的な解説なんですが、現代の陶工さん達は伝統の中にも様々な工夫を凝らして作品を作り上げています。

貫入の入った乳白色の地にシンプルな蜻蛉の模様、まさに生活の器です。

多分飯碗だと思いますが、茶器に代用させていただきます。
しかし口が広がっているので立てるには工夫がいります。笑
横にある甘納豆は先日ご近所のスーパーさん

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いも餅と黒薩摩

いも餅と黒薩摩

今夜、娘が泊まりに来ると言うので布団のシーツを洗濯しまして「さぁ干そう」としたら大きめの洗濯バサミがない。
近くのスーパーに買いに行くとレジ横に「いも餅」。買っちゃうでしょ。
洗濯物干し終わって早速お茶にしました。
いも餅は、たぶん代用食だった事でしょう。
米は1:9で藩に取り上げられ、唐芋(サツマイモ)で腹を満たすしか無かった薩摩人々が作りだした砂糖すらほとんど入っていないお菓子です。
無骨な黒

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瀧川陶苑さんの器で母の日

瀧川陶苑さんの器で母の日

2024年5月12日
長女から母の日に和菓子が送って来たので、妻のおこぼれを頂戴しました。笑
車で15分ほどのところに薩摩焼の窯元が集まっている美山という地域があって、一番有名なのは沈壽官窯ですが、他にも結構な名工さん達がおられます。
瀧川陶苑さんは美山のメインストリート沿いの真ん中辺にあるのですが、敷居の低い焼き物屋さんといった風情のお店を出しておられます。お値段も庶民の手が届く物が多く、よく利

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何焼だったか忘れちまった

何焼だったか忘れちまった

2024年4月29日
茶が飲みたくなって買い物帰りに和菓子屋へ寄ると、柏餅のきせつでした。せっかくなんで抹茶立てて頂いたのですが、この茶碗は・・・何処の窯元だったっけ?

う〜ん解らん。
ま、いいんです。普段使いの茶碗なんで、そもそも高価な物じゃなし(笑)
そろそろ新茶の季節です。楽しみだなぁ・・・