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『牛乳が苦手である。』


さて我が息子、ヒロは牛乳が苦手である。

給食でもいつも残している模様。ただそれを先生に咎められてはいないし、ワタシとしても別にそこで”食育”なんちゃらを発動しないので、別にかまわないんだけど(ちなみに食事はいつも残さずいただいているそうです)。

ただヒロ本人はどうやら給食で毎度残すことに対して、良心の呵責があるようで。だからこの状況をなんとか打破したい、でも牛乳自体は飲みたくないというジレンマを抱えているんだって。

他のおかずなら少なくしてもらうとか、なんとかなるんだけど、牛乳パックを半分だけっていうわけにもいかず、かといって1本敬遠したらそれは廃棄にまわるっていうから、なんともつらいよね、わかるよヒロ。

そこで我が息子、ワル知恵がはたらくとはこのことか、同級生のスバルくんが牛乳アレルギーで、いつもお茶に置き換えてもらっていることに目を付けたってわけ。

「アレルギーのしんだんしょってどうしたらもらえるの」

診断書なんてよくそんな言葉知ってるなって思ったけど、もう4年生だし、そのくらいの知識はあってもいいか。

で、そのワルダクミ、というかアイディアには感心しつつも、やっぱり親としてワタシが加担するわけにもいかないため、せっかくそこまでわかったならぜんぶ自分で調べてみなと言ってみたわけ。

そしたらきのう、担任の先生から確認の電話があって。お手数をおかけして申し訳ありませんと言いつつ、内心はアッパレ気分で、ウチの子、急に牛乳アレルギー発症したんですって口裏を合わせてあげたの。

それできょうから、ヒロにはスバルくんと同じように牛乳のかわりに緑茶が提供されるようになるらしくて、まぁこれは一件落着かな。


って思ってたら、お茶が苦くてとても飲めないって、いま半泣きで帰ってきた。

緑茶アレルギー…は、あんまり聞いたことないわね。















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