『セクハラをしたくてしたくて　～後編～』

（前編はこちら）

じんじぶはさっそく

とくべつセクハラちかしつの

じゅんびにとりかかりました

どうじに

しゃないしんぶんのごうがいをだし

ぜんしゃいんにおしらせしました

セクハラをしたくてしたくて

ばくはつしそうなおじさんは

まいあがるほどに

よろこびました

ところがそんなこともつかのま

セクハラをしたくてしたくて

あわをふきそうなおじさんが

ちょくめんしたじじつ

それは

ちかしつのとびらが

とってもとっても

じょうだんぬきに

おもいということ

はっぴょうされたるーるでは

ふくすうにんで

ちからをあわせてはだめ

かならずとびらは

ひとりであけること

ですから

そのひからおじさんは

きんとれにはげみました

くるひもくるひも

セクハラをしたいよっきゅうを

だんべるにこめて

むきむきになって

かえってきた

セクハラしたいおじさん

まるでみちがえるようです

それまで

どんなじょせいしゃいんからも

みむきもされなかった

セクハラしたいおじさんですが

きんとれで

ぱんぷあっぷしたおかげで

てすとすてろんがあふれでまくり

ふぇろもんむんむんとなり

かえって

じょせいしゃいんのほうから

よってくるようになりました

こんどのしゃないしんぶん

いちめんは

セクハラしたかったおじさんです

てっかてかにはだをひからせて

おじさんはまんめんのえみを

かめらにむけます

ところでちかの

とびらのむこうには

こんかいのきかくをていあんした

よし子さんが

まいにちはじらいながら

まっています

よし子さんはどくしんです

よし子さんはまっちょよりも

ちょっとかれたおじさんが

すきなようです

（おわり）