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断想:真夏に帝都の端くれで感じることなど
蝉が路上にひっくり返っている様をみかけることが多い時候となりました。あいつらなんでかならずひっくり返って逝くんですかね。それは簡単です、後戻りできないっていう彼らなりの決意なんだと思います。ほんとつくづく切ない生き物ですね蝉っていうのは。お読みいただいている方のなかに蝉年(干支)のひとがいたらすみません←
帝都の端くれに住んでいまして。明日休みだからちょっと飲むかと、住宅街の真ん中にある、その土地の割にはイケている感じの居酒屋に何年ぶりかにいったんですねさっき。コ口ナ禍以降初めてです。
おぉ久しぶりだなあって思ってメニューめくったり店内きょろきょろしてたらなんだかちょっと、これまでと違うなって思って。内装もメニューも、リニューアルといえば聴こえはいいけども、あぁこりゃ店名同じだけどオーナー変わったなそんでコスト削減がんばってんな(なんとなく料理や酒がアレ)って思ってしまいました。何日か前の作文で題材にした居抜きですよ。もう以前のあの店じゃないんだ、リピートはないなぁと。
食べ◎グとか、ぐ◎なびとかに投稿してませんよ私。そんなグルメじゃないし。だけどやっぱりなんだか察してしまって。コ口ナ禍で畳んでしまったお店もあれば、上述のようにある意味ざんねんな結果になったところもあるんだなってはなし。客層も若くなってたもんね。ん。
そんな蝉だとか居酒屋だとかのことを書いてますが、ちょっと酒を飲みながら思ったのは、いつも書いてる作文(散文、ショートショート、口語自由詩、SF、末期文学などとも言う)ってぜんぶ私の脳内から発信していて、それってつまりぜんぶこの地球上で起こってる話なんだよなぁと。え?なにゆってるかわからんて?いやわかってよ。
たとえば題材として、遠い宇宙から来た誰かの話を書く日もあれば、日常風景のなんちゃらを書いたり、あとはちょっと歴史モノ風に書いてる日もあります。だけどぜんぶそれって、21世紀の日本人が、日本語で、せいぜい数十年の経験から思いついて感じて綴っているだけなんですよね。
まだまだもっと言語化できてない、アレなやつが宇宙を飛び交ってる気がして。前にも書きましたが、しいて擬音化するなら「ぎぎがぁぐわるしゅ」です。ほら、よくわからない。でも確実にそこにあります。
だからひっくり返って逝っちまった蝉は、もしかしたらその電波を浴びるために腹を向けてるのかもしれないし、めちゃくちゃ薄いハイボール出してくる居酒屋はその宇宙人に中抜きされてるせいなのかもしれないとか、そんな風に思いました。夏休みの自由研究これでいいでしょうか。
ということで、まだまだコ口ナ禍が続いているので、二次会はこのあと自宅で開催します。
明日お休みのかた、良い休日を。お仕事の方、ご苦労様です。