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7.収納上手はコーディネート上手

こんにちは。インテリアトータルプロデューサーのMAKOです。お客様が「また来たい!」と思えるサロンのインテリアや空間作りをしております。

デザイナーやコーディネーターによって、同じ色やスタイルでも作り上げる空間は変わってきます。 MAKOスタイルでは、モデルルームのようなぱっと一目ぼれ感の強い空間の一人歩きではなく、空間にいる人を主役にしたお部屋作りをサポートしたいという想いから、ご来店いただいたお客様一人一人の「記憶に残る空間作り」を行っています。

今日はそんな「記憶に残る空間作り」のサロンインテリアの中でも「収納術」についてご紹介します。

収納とインテリアの関係

働く人にとっても機能的で、お客様にもくつろいでいただけるような居心地よい空間を作るには「収納」と「インテリア」のルール、この両方が必要です。皆様にも身近なテレビボードを例にして、このルールについて解説します。

テレビボードには大体収納箇所がついていますね。オープンな棚や、引き出し、扉式など。どの場合でも、収納箇所が付いている場合、たいていテレビに関連するものをそこに収納します。

そもそも、家具の収納部分はある程度、その家具に関連して使用されるものを収納することを想定されて奥行きや、高さなどが作られています。テレビボードの奥行きは大体45㎝前後で、DVDやブルーレイのデッキ関係・ディスク・ゲームなど。

この家具に付いている収納を活用することで、収納場所と使用場所の距離が短くでき、より使いやすくすることができます。テレビボードに収納が付いているにも関わらず、ディスクは違うところで、日用品や説明書を束ねて入れ込んでいたりしませんか?「しまう場所と使う場所を近く」するという収納のルールは、どこでも使えますのでぜひ覚えておいてください。

この収納ルールを守りながら、収納とインテリアの見栄えのバランスを取っていくことをおすすめしています。家具の性能や物を使うシーンを理解して収納をすることで、空間のコーディネートも上手になっていきます。

見せる収納と隠す収納の使い分け

部屋がごちゃっと見えてしまう原因は、視界に入る色の多さ。洗練されたイメージのサロンづくりには色を意識することがファーストステップになります。テーマやカラーを決めてから、家具や収納アイテム、飾る小物を探すと失敗しません。あなたのサロンの一角を写真に切り取ってみた時、どんな色がそこにありますか?一度見てみてください。

何を見せて何を隠すとよいかオープンラックの収納を例に、ポイントをお伝えします。

オープンラックはその名のとおりオープンですが、しまう物の色が全て見えてしまうわけではありません。例えば、細かい資料などは同色のファイルケースを使用し、それをラックに収納します。そうすることで、単品のこまごましたファイルが見えなくなり、ごちゃつき感はなくなります。また、明らかに量が多く常に使用するわけではない書類やストック品などはキャビネット内などに隠して収納をおすすめします。

この見せる収納と隠す収納の選定のポイントは、使用頻度。使用する頻度が高いものなら、収納戸の中にしまい込まずに、オープンに見せる収納の方が距離が短くアクション数も少なく便利ですね。

ここでさらに、インテリア性を高めるためには、

・同類タイプの物を揃える
・見える部分の色や形を決めてそれに合わせるように小物分けをしていく

こんな工夫をすることでよりスッキリとまとまります。

隠す収納をかしこく使う

サロンや商業空間など来客が多い空間は「隠す収納」をベースにすると、スッキリとした空間が維持できます。

気を付けたいポイントとしては、空間を安っぽく見せる隠す収納は避けること。雑多な部分を隠そうとして、何でも布を被せて物を見えなくするという収納方法は、かえって安っぽい空間になっています。棚の中に突っ張り棒でカーテンを作り、隠している方も多いですね。

「見せる収納」をうまく使うことで安っぽい隠すだけの収納からアップデートしましょう。見せる収納には棚の色と同色系のボックスやバスケットがおすすめです。また、テイストが合っているものを探してみるのもいいですね。見せたくない部分は隠すのではなく、見せても大丈夫な様に変えていくのも、テクニックです。

特に受付周りやサロンの施術スペースなど、細々したもので雑多な雰囲気になりがちなので、見えても様になるワゴンやトレーを使っての収納がおすすめです。

サロンインテリアを格上げするインテリア小物

サロンインテリアをより素敵にしたい時に、棚やオープンラックには何を置けばいいのでしょうか?そんな疑問にお答えするおすすめアイテムをご紹介します。見せる収納におすすめのインテリアアイテムばかりですのでぜひ参考にしてくださいね。

・フォトフレーム
・花器
・アート、ポスター、写真
・グリーン、花、鉢カバー
・バスケット、ラック
・オブジェ(地球儀や動物の置物、アルファベットなど)
・洋書

アイテムを選ぶ際には棚に対して大きすぎず、小さすぎず、だいたい棚の高さの1/2以上を目安にすると失敗しにくいです。色々工夫をしてみて空間を活かしながら、収納をしていってくださいね。

理想の空間作りには収納もインテリアも大事

上手に収納を活用し、インテリアのルールも考慮することで、おしゃれで快適、居心地のよい空間を作り出すことができます。お客様は心地よく、働く方も無駄な動きが少なく接客ができる、そんな理想の空間を作っていってくださいね。

サロンインテリアデザインのご相談はこちらから承ります。お気軽にお問い合わせください。
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