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3. 人気店になるためのインテリアカラーの選定

【インテリアカラーの選定】
インテリアのテイストを決めたら、次に考えたいのがカラー配色です。空間の中の色は、お店の印象を決める大切な要素。お店のコンセプトに合う色味を丁寧に選んでいきましょう。
使用するカラーを統一することで、まとまりのあるインテリアになります。
今回は、インテリアカラーの選定方法についてお話していきます。

【使う色は3色まで】
サロンを「非日常的な空間」として仕上げるには、使用するカラー数をできるだけ抑えて統一することが大切。
インテリアデザインでは、「ベースカラー(全体の75%前後)」「アソートカラー(20%前後)」「ポイントカラー(5%前後)」の3色でバランスを調整すると、まとまりのある空間に見えます。
カラー選びの際には、以下のような点に気を遣ってみましょう。

・色を「インテリアテーマ」にする

お店のコンセプトに合うインテリアテーマを一色決めて、それをベース/アソート/ポイントのいずれかに使うのも良い方法です。
ショップカード・公式サイト等でもインテリアテーマを統一することで、お店の印象がさらに強く残ります。

・スペースの見せ方を考える
明るい色・淡い色(膨張色)は空間を広く見せ、反対に濃い色(収縮色)は空間を狭く見せます。
「お店は広く見せた方が良い」と思われがちですが、実は人間心理では「狭い方が落ち着く」ということも。
「明るく開放感があるサロン」にするのか「落ち着いたプライベート感のあるサロン」にするのかを考えて、配色選びも考慮しましょう。

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【色の効果】
色にはそれぞれ、人間が無意識のうちに感じ取る心理的な効果があります。

・心を静めるグレイッシュカラー
色のトーンを抑えたグレイッシュカラーには、心を沈静化させる効果があります。また大人っぽいエレガントな演出にもおすすめです。

・広く見せるペールカラー
淡い色味のペールカラーは、お部屋を広く見せてくれる効果があります。
また淡いピンク・淡いグリーン等の色味には、お客様の顔色を明るく見せる効果も。

・非日常を演出するエキゾチックなカラー
深いレッド・イエロー・バイオレット等の色は異国情緒を醸し出しやすく、深いブラウン系の家具との相性も良好。ポイントカラー等に使うことで、非日常的空間を作りやすくなります。

【色選びで自分だけのお店作り】
「サロン=癒やし・リラックスの場」ということで、特にマッサージサロン等のインテリアでは「ベージュ・ブラウン」といったナチュラルな色合いが選ばれやすい傾向が見られます。
またヘアサロンの場合、「明るい・清潔感がある」という理由から、ホワイトが好まれやすい傾向です。

「飽きが来ないから/無難だから」という理由で安易にカラー配色を「ベーシック・ナチュラル」だけに限定するのは考えもの。無難にまとめた結果、「個性が無いサロン」に見えてしまうこともあります。

また、特にご自宅をサロンに改装される場合「日常的な住宅のイメージ」から脱却しにくいこともあります。ポイントカラーやアソートカラーに他の色味も取り入れてみるのもおすすめです。

【個性を出すにはアクセントウォール】
自分だけのサロンづくりの手始めに、壁のカラーを変えてみませんか?
日本の住宅の壁のカラーは、その多くが白、もしくはベージュを使われることがほとんど。
そのため壁の色味を変えると、一気に「非日常的」なムードが高まります。
「壁全部を変えるのはちょっと難しいかも…」というときには、目立つ箇所の一部の壁の色を変える「アクセントウォール」にするだけでも、空間のイメージが大きく変わりますよ。

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まとめ
今回は、インテリアカラーの選定方法についてお話していきました。
インテリアカラーはサロンの印象を決める重要な鍵です。
すでに店舗をお持ちの方も、市販されているウォールステッカーや剥がせる壁紙なを利用してお手軽に既存の雰囲気を変えることができます。
まずは壁面積の少ないトイレなど、取り掛かりやすい場所からインテリアカラーを決めて取り入れて見てはいかがでしょうか。


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