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僕の半生Part8 就職と退職 初めて心療内科へ通う経験

ぶれっぶれのなか就職活動をし、
就職が決まったのが人材総合大手のインテリジェンス。
東証一部上場の大きな企業に内定し、承認欲求もそこそこ満たされた僕は、
またここで転機を迎えます。

配属先がまさかの東京


配属希望を関西で出していたにもかかわらず、
まさかの東京配属。
せっかく所属がきまった次のバンド“Gue”のメンバーを残して
僕は東京に引っ越す事になります。

そして、東京で始まった社会人生活。
高校時代は交友関係がほとんどなく、
大学時代はサークルに入らずバンドばかりやっていたので、
初めてたくさんの同世代の仲間たちと過ごす日々。

仕事後に飲みに行ったり、語り合ったり、休みの日に遊びにいったり。
いままでやってこなかった普通の青春を取り戻すようでとても楽しかった。

仕事は忙しかったけど、
挑戦させてもらえる環境、実力主義で評価してもらえる事、
僕の音楽の経験を評価してくれる風土は居心地がよく、
またグループのITシステムを統括する仕事は、
僕の承認欲求を満たすには十分くらい楽しいものでした。

音楽から離れる日々


同時に、ここまで音楽から離れた日々もはじめてでした。
結局仕事や交友関係で自分の承認欲求が満たされていた僕は、
口では“音楽を続ける!音楽でもでかくなる!”
と言いながらも、全く音楽について動けていない状況でした。

高校時代から築き上げた“自分は特別だ”という心の壁は、この時はうまく機能しているようでしたが、
壁の中にいた劣等感にまみれた僕は、知らぬ間に少しずつ痛んでいたようでした。

初めて心療内科に通う経験


ある日ふつうに仕事をしていてお手洗いに行った時、
なぜか急に動悸がして涙が止まらず、
過呼吸になり1時間ほどトイレから出られなくなるという出来事が起こりました。

別段思い当たる節がなかった僕はなんでこんなことになってしまったのかと、心から驚きました。

上司の勧めもあって、会社お抱えの心療内科があり、そこに通い始めました。
そしてまた衝撃を受けます。

暴言だらけの心療内科


会社のお抱えの心療内科の担当が本当にクズで。
あえて名前をだしますが、あんずクリニックです。高円寺の。
まじでオススメしない。
行こうと思っている人は他を当たった方がいいですよ。

・お前は中二病だ
・考え方がクズだ
・やめるならやめちまえ、はっきりしろ

まぁだいたい、こんな感じでした。

しかしながら、何事も縁。
こいつが言っていることに一理ある事があったんです。

「お前は音楽でやっていきたいのか。やっていきたいんだとしたら今やってることがそれにつながっているのか」
確かに。
前回の投稿の通りで、自分の承認欲求のため、
自分は特別だという壁を守るため、道がぶれぶれだった自分。

結局は音楽で認められたいのに、
それ以外の方法で承認欲求を満たそうとしていて、
壁の中の生身の自分は何も満たされないまま逃げてばかり。
だから知らぬ間に、メンタルがおかしくなっちゃったんだな。

メンタルを崩した事、暴言を吐く医者に出会った事で、
自分が逃げてばっかりだった事にようやく気づくことができました。

そして退社へ


そうして僕は、もう一度音楽を必死になって頑張ろう、
そうじゃないと自分のことなんて認められない。
そう思って、僕はインテリジェンスを退社します。
入社から1年と3ヶ月。
当時25歳
短い社会人生活でした。

やめる時、部署の先輩方、
そして同期のみんなが
頑張れと行って背中を押してくれたこと。

こんなに心強いことはないなぁと思いました。
今でもつながっていて、応援してくれる。
悩んだ時に連絡できる。

先日クラウドファンディングを実施した時も、
多くの同期が支援したり、メッセージをくれたりしました。

あぁ愛すべき仲間たち。
僕はこの会社に入社して本当に良かったと思いました。

そして僕は京都にもどり音楽活動を再開します。
この話はまた次回。。。

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