見出し画像

僕の半生 最終章 物を売ることと人のために生きること

ようやく最終章です。長かった。。。。
今の僕は、今までで一番”売れたい”と思っています。
そしてそれは、今までで一番健全な形だと思っています。

物を売ることと罪悪感


なんとなく、物を売ることって罪悪感がありませんか?
僕は実際、ずっと売れたいと思って音楽をやっていましたが、
それがどうしても自分のために生きてしまっている罪悪感を感じていました。
僕にも、人のために生きたいという気持ちがありながら、
自分のためばっかりに生きてしまっている。
そういう葛藤があったんですよね。

売れること=人の人生を少し豊かにすること


話は変わりますが、僕は今某メーカーで販売の仕事をしながら生計をたてています。
僕は、製品を届けることで、お客様の生活を豊かにしたいと考えています。
少し前の斜に構えている僕なら
「嘘つけや、売り上げ出したいだけやろ」
って思っていたと思いますが、今の僕は違います。
どんなにいいものを作っても、
それが必要としている人の手に届いて使ってもらわなければ価値はない。
だから、いいものを作ったなら、売らなければいけない。
そう思います。

音楽も一緒だなって気づいたんです。
朝出勤中、電車の中でshannonsの曲を聴く人がいたとしたら。
shannonsの曲を聴いて頑張れる気持ちになってもらえたとしたら。
それって素敵じゃないですか。
価値があるじゃないですか。

僕は、shannonsの音楽ってそれだけの可能性がある音楽だと思うんですよね。
だから、shannonsを売りたい。
ちゃんと世に広めて、価値のある音楽にしたい。
と、クラウドファンディングやレコーディングを通して思ったんです。

売れることによる恩返し


更には、今、shannonsには応援してくれる人がすでにいっぱいいます。
クラウドファンディングの支援をしてくれた方、
ライブを見にきてくれる方、
エンジニアの澤田さん、
アートワークのちあきちゃん、

他にも、手伝ったり応援したりしてくれるみんな。

いろんな仲間がいます。
shannonsが売れることは、
そういう人たちへの恩返しになるなって思うんです。

僕は、お返しをしたい。だから頑張りたい。
初めて、僕は初めて、
自分のためじゃなくって、人のために音楽をやりたいって、思えました。
そして、shannonsの3人のためにも。

僕は10年間、承認欲求の奴隷となって音楽をやってきました。
ずっと自分のために、自分が認められたい一心で生きてきました。
それが、shannonsが始まり、クラウドファンディングとレコーディングを通して、僕の音楽をやる理由は少しずつですが変わっていました。

ね、心の壁が溶け始めているでしょう。

精神的な充足感


高校時代に生まれた心の闇。
そこで生まれた“自分は特別だ”という思い込みの心の壁と、
その中でないと生きられない弱い自分。

そこから初めて脱して、壁の外に手を伸ばして、
誰かに価値を提供できたら
そう思えるようになったんです。
それはお客さんであり、チームであり、メンバーであり。
そう思えた瞬間、今までにない精神的な充足感が生まれました。

正直、shannonsはまだまだです。
今回のフルアルバムも、売れるかどうか、さっぱりです。
だけど、絶対に世の中に広めなければいけない。
そのためにここまで音楽を続けてきたのだと、思えました。

思考の癖


少しずつですが心の壁が溶けてきた僕。
ですが、やっぱり長年染み付いた思考回路は癖となって染み付いてしまっています。
例えば、初対面の人と話す時は、ついつい疑ってしまったり。
女性と相対する時に、僕なんかと話させて申し訳ない気持ちになってしまったり。
目上の人に無駄な恐怖心を抱いていたり。

長年染み付いている思考の癖っていうのは直すのは大変だなと思う今日この頃。
こういう瞬間ってほんと何やってもうまくいかないんだよなぁ。
でも、根っこからそう思っているのではなくて、あくまで“癖”として、半自動的に考えてしまっているなと気づけただけでも、大きいかなと思います。
頑張ります。

最後に


この長い長い自分語りを読んでくれた人は何人いるのでしょうか。
わからないけど、もしいたのなら、心から感謝します。

僕は今、本当に、今まで関わってきた人すべてに感謝をしています。
辛い経験も、ここまで来れたなら無駄じゃないなって思います。

自分を守るためじゃなく、
僕は誰のために何ができるのか?
そう考えられると、くだらなくてしょうもない人間である僕も、
生きている意味を感じることができます。
心の壁で守らなくても、大丈夫。

僕の高校時代みたいな死にたくなるほど辛い経験は、
後の人生に長く長く尾を引きます。

でも僕がそうだったように、
光が差す瞬間は訪れると思います。
必死に生きていれば、
そういうタイミングはきっと訪れる。

だからみんな、そのまま生きてほしいなって思う。
ただそれだけを伝えたかったんだけど、こんなにも長くなってしまった笑。

なんとなく、これから音楽活動を続ける中で、
生きる歓びを伝えられたらいいな。

そんな"優しい歌"を、演奏できたらなと思います。

ではこれからも、shannonsと鳥越万紀雄をよろしくお願いします!!


end.


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?