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コンサルティングサービスを解約したいので、その申し出の場に立ち会って貰いたい。〜有無を言わさず受け入れて貰い、辞去していただきました。

コンサルティングサービスを解約したいので、その申し出の場に立ち会って貰いたい。

という仕事を、
「レンタル コンサルする人」で受託しました。

名の知られた大手のコンサルティング会社と、IT経営、マーケティングのコンサルティング契約ををしており、プロジェクトは3ヶ月目で進行中でした。

ミーティングの内容、都度に提示される資料などにどうにも納得し難い。
一年の契約期間まであと9ヶ月、このまま進めていくことは不安。
高額な費用もさることながら、このプロジェクトにかける社員の時間が無駄。
と考え、役員会議で解約を決めたそうです。

契約に基づいて解約を申し入れたところ、コンサルティング側から提示できる内容や資料の精度が低いのは、そもそも発注側の不備によるものだと言われ、解約を応じてもらえない。
どうしたら良いのか、、、まわり巡ってその会社の株主の方から僕に相談があり。

詳しいお話をお伺いして、関係書類を全て目通しさせていただきました。
第三者にコンサルティングの成果物を開示することや、契約内容、契約自体を開示することも契約書上では不可となっていることが多い為、まずその点を確認して、顧問弁護士とも相談の上で、そこはグレーゾーンになるように対処して。

たしかに、契約書には、発注側が正確な情報提供を行わなかった場合の免責事項のような表記はありました。
プロジェクトの進行において、それに該当するのか、しないのかは、極めて難しいところでしょう。

ある意味、コンサルティング会社にとっては、よくできた契約書です。
クライアントからの提供が足りなかった、クライアントが誠意ある対応をしていなかった、と言えるように、逃げ道になるようにできているわけです。
大手は流石だなと感心しました。。。

相談にのってしまった行きがかり上、解約するための方法、奥の手を伝授しました。
ちょっと書けないです、それは。

中学校を卒業した際に、校長先生が、僕たち卒業生一人ひとりに合わせて、色紙に言葉を書いて送ってくださいました。
僕には、
『盾の両面を見よ』
と。
この言葉を大切にしています。
座右の銘ってやつかな。

盾の両面を見よ作戦で、僕の立ち合いのもと、解約を申し出て、有無を言わさず受け入れて貰い、辞去していただきました。
支払いも半年分でストップで合意して。

僕の成果は、『レンタル コンサルする人』の定価の3日分。。。
安すぎたなぁ。
と思っていたら、入金予定日の先日に、なんと、予定の5倍の入金がありました!!

慌ててご連絡して、請求書類を送りますとお伝えしたら、社長のポケットマネーだから不要です、と。
粋ですね。
社長のポケットマネーでコンサルティングも発注して貰いたいなぁ。笑笑

そうそう、25年くらい前にもやや同じようなことがあったなぁ。
自動車買取の大手企業の副社長さんと執行役員さんが僕たちの会社を訪ねてきて。

外資系の大手コンサル会社、P社に数千万円を支払いコンサルティングを受けて、その成果物だという資料をお持ちになり。
どの業界のどんな規模の会社にも当てはまるといえば当てはまるような、そこらのビジネス本を寄せ集めたような内容でした。
これでWEBサイトをつくってもらえますか?と。

できませんね。
こんな汎用資料で、なにか創ることはできません。
とお応えして、ならばと、その場で、コンサルティングのやり直しを、3ヶ月で二千万円だったかな、発注いただいたのでした。


こういうことがあるので、詐欺みたいな仕事する会社が未だにあるので、コンサルティングという言葉があまり好きではなく、コンサルティングをしていますとか言いたくないんですよね。
やだなぁ。
邪魔をしないでぇー♫

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