宮川まき

俳優であるまえに、わたしは人間なので、人間として成長していく過程が収められたらと思って…

宮川まき

俳優であるまえに、わたしは人間なので、人間として成長していく過程が収められたらと思って言葉にしています。

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囚われ続けた夢を手放したら

これはどこにでもあるようなことですが、 ある日、叶えなくてはいけないと信じてきた夢を手放したときのおはなしです。 俳優を職業にすること 私は今まで俳優になることを目標に俳優をやってきました。 今になって思うのは、職業俳優になりたかったのでしょう、お金が稼げる、俳優として与えられる仕事について考えることで、生きていきたかった。 こんな明日のお金の心配や、夢を追うのに残された時間や、そんなことを心配しながら生きるために俳優をやりたかったのではなかったのに、現実には俳優と

    • 別にライターになりたいわけじゃない

      別に売れる俳優になりたいわけじゃなかった。 気づいてしまったらもう遅くて、毎日がとてつもなく、一変して今までよりずっと自分のモノになったんだけど、なりすぎてどこか遠いものになったような。不思議な感覚を毎日毎日味わっている。 わたしは売れない駆け出しの役者というものを演じ続けてきた。 わたしが演技をすることで観てくれた人間を変えられると信じてきた、そしてそれは今も信じ続けている。だけど、わたしが演技すること、というよりわたしが伝えたいテーマに沿った作品で作品のために演じる

      • みんなのなかの1人にしかなれなかった現実

        自分を強く愛して欲しいと思ってしまう。 誰よりお前なんだ、誰も彼もを捨ておいて、私だと言って欲しい。 自己否定を重ねに重ねるともはや自分が自分を可愛がるだけでは足りなくて、承認欲求の塊、みたいな自分が出来上がる。 わたしはどうして目立って可愛くないんだろう。どうして光ってないんだろう。どうしてどこかの誰かに紛れてしまうようなつまらない私なんだろう。 気がついたら私の求めるわたし、のハードルが高すぎてついていけない わたしは当たり前だけれども普通の人なのだ。とてもとて

        • 自分の中にあるエネルギー放出

          さいきん、 自分はきっと完璧主義なのだろうなと思う。 最近まで完璧のペキの字は壁だと思っていたやつが何を言うんだって感じなんですけど。 いやね、こうして必ず思いついてしまうわけです、反例が。反例で言葉合ってんのかも分からないのだけれど。言われるであろう批判みたいな、Twitterの誹謗中傷する人が脳内にいるんだよね。 いや言葉の漢字も意味もわかんないのに何調子乗ってんのwwwwwwwww 誰かに何かを共有したい!とアクションを起こす前にこいつが嘲笑ってくる。お前

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        囚われ続けた夢を手放したら

          自意識と植え付けられた上手への執着

          演劇の稽古をしている。 ここのところずっと、8/21~27にこまばアゴラ劇場で上演される「光の祭典」という作品の稽古をしている。たくさんの学びがある座組で、最高の戯曲。やりがいがとてつもなくある。楽しい。苦しい。 結論、とても幸せだ。 幸せな中に、ある現実を自分のために纏めてみようと思って書いている。 私は演技をすることが怖くて、苦手だという現実。 わたしは、演技というかお芝居のことを取り除いたら何を目指せばいいのかわからないくらい、いまのいままで執着してやってきた

          自意識と植え付けられた上手への執着

          ある日、コーヒーのような存在になりたいと思った

          わたしの目標。 コーヒーのような存在。 コーヒーが好きなのはもはや周知の事実ってくらいわりと常にアイスコーヒーを飲んでいる。わたしの好みは酸強めのアイスコーヒーなのです。 (もっと好きなのはプロテインだと各所で思われている気はする) コーヒーも紅茶も水出しがいいな。ラテも好きだけどカロリーがきになるから、結果いつもブラックのアイスコーヒーorアイスティーに落ち着くのです。 そんなある日、コーヒーを飲みながらわたしは、私を大切にするために、自己否定しないで済む理想の状

          ある日、コーヒーのような存在になりたいと思った

          少女都市 ☪︎⋆。˚「光の祭典」

          出演します。 並々ならぬ思いを書きたいところですが、そんなことしたら重すぎて誰も来なくなっちゃうと思うので、この作品のすごい所を一言で。 この作品に出てくる全員の人と、どこかで会ったことがあるような気がします。 そしてこの作品に出てくる全員が愛おしくて幸せになって欲しくてたまらなくなります。 そうすると、自分も誰かにとってそういう存在であるという事実に包まれます。 認識して再確認して欲しい、あなたを。わたしを。 少女都市第8回公演 東京駆ける三公演 第三弾 『光

          少女都市 ☪︎⋆。˚「光の祭典」

          わたしがわたしを愛せるようになるまで

          ブログなんてものよりも私にあっていると思えたので、小さく書き続けていこうと思っています。どこかの誰かの気づきになれたら、なんて贅沢も考えますが、しばらくは自分のためであって、誰を否定するためでもありませんので、 ご承知を。 わたしにとって、一番邪魔なのは長らく私という存在だった これは、ずっとわたしを苦しめ続けている問題です。 わたし以外のわたしがいる。わたしは私を客観視したわたしなのです。真の私、周りから見えている私はわたしではないのです。 だから、いつも真の私と

          わたしがわたしを愛せるようになるまで