わたしがわたしを愛せるようになるまで
ブログなんてものよりも私にあっていると思えたので、小さく書き続けていこうと思っています。どこかの誰かの気づきになれたら、なんて贅沢も考えますが、しばらくは自分のためであって、誰を否定するためでもありませんので、
ご承知を。
わたしにとって、一番邪魔なのは長らく私という存在だった
これは、ずっとわたしを苦しめ続けている問題です。
わたし以外のわたしがいる。わたしは私を客観視したわたしなのです。真の私、周りから見えている私はわたしではないのです。
だから、いつも真の私と相容れぬ客観視のわたしが、シーソーの端と端にいるような感覚。
こんなのは今に始まった事ではなく、気づいた時にはもうわたしは私ではなかった。小さい頃は癇癪持ちで、私の考えていることがうまく人に伝わらなくて、怒っていることをアピールするために、よくものや人に当たっていた。
いい子になりたかった。頭では、聞き分けのいい、所謂いい子になりたいのに、いい子になりたくない心をどう処理したらいいか分からなかった。
心は叫び続けて、そのイライラを何にぶつけるべきなのか、今の今までわかっていない。たまにいまも暴食するのはそのためだと思う。
そもそも、わたしがゲシュタルト崩壊したのは、幼稚園の頃。
引越しの時、先生からの寄せ書きにいつもハキハキしてるまきちゃんと書かれていた
わたしは、ハキハキなんて言葉が、掃除だと思うくらいにはハキハキしていなかった。強いて言えば、なんとなくハキハキに当たる行為を概念としていい子はやらねばならんと感じていたのだと思う。だから、当時母にハキハキってなに?私お掃除幼稚園でしてないのに別の子のことかな?って聞いた記憶は明確に覚えている。
先生という存在の言うことは、ただ、はい!と聞かなきゃいけないのだ。いい子になりたかったので知っていた。聞き分けが良くなきゃいけないと分かっていたから、何もわからずとも従っていたのだと思う。
もちろんそんなことを続けていたので、幼稚園の年中さんの時点ですでに自分が二人いた。幼稚園で先生の前にいるわたし、と、母親の前で怒るわたし、だ。
母親の前で自分のやりたいことがうまく伝わらずに怒っていた時、先生にさようならと声をかけられると猛烈に恥ずかしかった。見られてはいけないものを見られたと感じた。だから、なるべく人前では笑顔でいた。だからいい子だねと言われていたのだが、一番素直になれる場所家族の前で怒り散らすくらいにはストレスが溜まっていた。
気づけば、どんどんとわたしは増えていって、学校のわたし、友だちといるわたし、彼氏といるわたし、仕事のときのわたし。わたしわたしわたしわたし。
ただ、そのわたしは鏡に映るわたしではない、と。鏡を見ると毎回思うのだ、私はこんな顔していない。こんな表情しようとしていない。
わたしが前向きに頑張っているつもりでいて、鏡を覗き込むと不気味な誰だかわからない人がそこにいる。
不貞腐れた顔の誰かわからない私と呼ばれる人。
、、ずっといつもほんとうのじぶんがなにがしたいのか、わからない。
じぶん、がやっているのではない。わたしが思う良いわたしが、全部やってくれているのだ。
そこにわたしの意思は乗っていない。これはたぶん世の中では良心と呼ばれるなにかに類似するもの。
こうして私はわたしを褒められると、それは私じゃなくてわたしがいいと思って”演じている”わたしなのだと。
ほんとうの心の奥にいる私、を、誰か拾い上げてまるごと愛してくれないのか、と言いたくて、泣いていた。これはよくある例ではなく、わたし、が私を可哀想に思って、道を歩いている時やぼーっとひとりになった時、ほんとうに涙を流して泣いていた。
私を好きになってくださった人がわたしなんてやつを好きになってしまうせいで、嫌いになってしまうのだ。
わたしなんてしょうもない存在を見抜けない相手を好きになったわけじゃなかった。
こんな経験を何度も、幾度も繰り返して、やっと気づいたのだ。
わたしは私を認めて可愛がってあげない限り、一生誰に愛されても幸せになれない。
わたしが私を無理させて捻じ曲げ続けたら、ほんとうに壊れてしまう、と。
根性あるね、礼儀正しいね、と言われるわたしを演じていると感じるのをやめようと決めたその日から。
根性あるねって言われたいから無理してやっている事、と、根性が本当にあることのちがいをはじめて認識した。
礼儀正しく見えないと、とおもって心に嘘をつくことと、ただ私が気持ちいいからやっていたら礼儀正しく見えることはちがうんだ。
これが出来るようにならないと、私はわたしを愛してあげられない。
だからわたしにとってとてもとても、わたしを愛するということは遠い道のりなのです。
今後、こうして私がわたしについて書いたこと、静かに書き連ねて行きたいと思っています。
なにとぞ。
みんなご自愛!
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