おにぎり魔女のぼうけん

気まぐれ掲載予定。

私の母は若かりし頃、児童文学作家に憧れていた。
挿絵や物語もたくさん考えていたそうだ。

年若く、賃金も少ない夫婦の子育ては怒涛の日々。
毎日を食いつなぐだけで精一杯だった母は、いつしか絵本作りの夢を心の隅に押しやり、あくせく働き月日が過ぎた。

たくさんのやりたいことを二の次にして育ててくれたこと、いくら感謝してもしきれない。

文明は進み、今は気軽に誰しもが発信次第で輝ける時代になった。
公募で落選し、誰の目にも止まらなかった昔とは違う。

偶然舞い降りた花びらのように、誰かの目にとまる可能性を持つ。それがSNSだと思う。

友人に勧められ始めてみたnote。
元々読書も文章を書くことも好きだったので、こんな魅力的なツールがあることに心踊った。

のびのび個性的な作品たちを眺めると、可能性の海に潜り込んだような気持ちになる。

四畳半一間でペンを持ち、まだあどけなさの残る面持ちの母が原稿用紙に向かう姿を思い浮かべる。
側には泣いたり笑ったりする小さな私と妹。

おんぶをしてくれた母の背中を降り、それぞれの人生を歩んでいるけれど、大人になった私が今度は物語を紡いでいこう。

おにぎり魔法でみんなを元気にする、おにぎり魔女のぼうけん。

母が描きたかったもの、見たかった景色。

時代を超えてまもなく動き出す。

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