見出し画像

徳川家康に学ぶGiverの精神

徳川家康の格言

大河ドラマで話題の徳川家康で有名な格言に
『最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える』
という言葉があります。

人に「どれだけ価値を与えられるかが、ビジネスにも自分の幸福度につながる」というものですが、今から400年以上も前にこの言葉を発し、今なお受け継がれているということにまず驚きます。あまり歴史には詳しくないのですが、一つの時代を作り、国をまとめた人はやっぱり偉大だなと思ってしまいました。

カナダのブリティッシュコロンビア大学の3人の心理学者が行った研究でも、それもそれは照明されていて、「2歳未満の幼児でも、お菓子をもらうことより与えることの方に喜びを感じる」という結果が報告されているそうです。

こうなると、自分が幸せになるためのヒントは「人を喜ばせると」とも言えそうです。

人を喜ばせると自分に返ってくる


先日友人との会話で
「これください」
「これやってください」
という感じで、いつも何かをやってもらうのが当たり前の人【Taker】タイプと一緒にいると疲れるよね。という話題になったばかりでした。

それとは逆に、デートで女性を喜ばせることのできる男性は……

女性が喜ぶ姿を見て楽しい。

当然モテる。

モテて嬉しい♡

このようなサイクルで、人に何かを与えることで、自分にも幸せが返ってきます。

好感を与える、好意をもたれる、感謝される、
尊敬される、支持される、協力を得られる、
お返しをしてもらえる、代価をもらえる……など、

これらはすべて、自分が何かの価値を与え、その結果、得られる対価なのかもしれません。

GIVEしても帰ってこない人の特徴


ビジネスでも人間関係にでも「幸せになりたいなら、まずは人に与えなさい」ということが言えそうですが、与えても帰ってこない人がいるもの事実。

「こんなにやってあげたんだから」
と見返りを求められすぎると、正直私は引いてしまいます……。
でも、そういう人って多くないですか?

仕事では「これだけ働いたのだから、〇〇して欲しい」
恋愛では「こんなに尽くしたんだから、〇〇して」
こんなこと言われたら、逃げ出したくなりますよね。

きっと、無理して与えたGIVEだから苦しいのだと思うのです。
・疲れているのに無理して働いた
・お金がないのに貢いだ
・喜んでくれると思って徹夜で頑張った

このような自己犠牲を伴うGIVEは、相手にも見返りを強要している“圧”が伝わり、望むような「幸せ」は戻ってきません。
だからこそ、「好きなこと、楽しいことを人に提供できないと、自分も幸せになれない」。
これが本質だと思うのです。

自分は何が提供できる?


では、私が与えらえるGIVEって何だろう……?
無理せず、自然に楽しいことって?

まずは編集者、ライターとしてのスキルや、25年間フリーランスとして働いてきたノウハウを人に提供すること。
これなのかな……?と思うのです。
これなら自己犠牲なく、続けられるかな。
喜んでくれる人も多そうだし。

25年間フリーランスとして働いた仕事をこの夏辞めましたが、次の展開がまだハッキリと見えていなかったので、自分が無理なく提供できる「仕事術」のようなものを軸に考えてみようかな。

まさか、あの徳川家康から今後のヒントをいただくとは思いませんでしたが、なんとなく次のことを考えるとワクワク。

うん、この感覚は間違っていないことの証だな。
考えがまとまったら、この場でも発表したいと思います。

では、また明日お会いしましょう。

西村真紀


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?