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将来のために今の幸せを犠牲にするってアリ?

まったくお金を使う気持ちになれない

夏にフリーランスとして25年間働いていた出版社の仕事を辞めた私。
なんだろう……もっと自由で楽しい生活が待っているんだと思っていた。

別に誰かに何かを言われているわけでもないし、
何の制約もない。
ただ自分が「いま」を楽しんでいないような気がするのです。

いまは次の仕事の準備を淡々と進めているところなのですが、なんというんだろう。
なんだかすべてに関して委縮している感じ。
中でも一番気にしてしまうことは、お金のこと。
ちっともお金を使う気持ちになれないのです。

防御本能が気持ちにブレーキをかける


本来はお金を使うことが大好きな私。
女性誌で働いていたころからショッピングは好きだし、旅行も大好き。

誰からも縛られていない「いま」は自由なはずなのに、すっかりお金を使うことにブレーキがかかってしまったみたいです。
4tもの断捨離をした後だから、今年着るコートとか、アクセサリーとかコスメだって買い足したい。でも、まったくお金を使う気持ちになれない。

どうしてこういう気持ちになるんだろう……。
自分の気持ちを掘り下げてみると、仕事で次の局面がまだ確定していないことが大きな不安になっているのだということに辿り着きました。

正直言って、お金がないわけではありません。
でも、まったく使う気持ちになれないのです。

いまを犠牲にして良いことあった?


確かにお金はあるに越したことはありません。
面倒なこともある程度はお金で解決できるし、好きなモノを好きなタイミングで手に入れることもできます。
これから何が起こるのかわからないから、未来のためにお金を残しておきたいという人間の防御本能が自然と働いているのだと思うけど、本当にこれでいいのかな。

未来の安心のためにいまを犠牲にしているようで、これじゃあ、何のために仕事を辞めたのかわからない。
たくさん悩んで辞めた仕事。
お金の安心のためだったら、そのまま働いていればよかったじゃん。
でも、自分の新しい可能性を見てみたかったんだよね?。
本来だったら、もっと自分の未来にワクワクしていていいんじゃない?

レチノールとお金って似てる?


レチノールって知っていますか? 最近流行っている美容成分です。
夏に1か月間私はこのレチノールを使っていたのですが、使っている間はとにかく肌が荒れる。わざと荒らして肌の再生を促す仕組みなのですが、使用中はとにかく辛かった。

肌は突っ張るし、カサカサする。
顔も浅黒くなるから、写真を撮ってもちっとも可愛く映らない。
「こんなに辛い思いをしてまで肌がきれいになりたいの……」本気でこう思っていました。

いまは無事に肌が再生した状態なので、症状も落ち着き良い状態なのですが、美肌のためにまた使いたいかと言えば、もう二度とやりたくない。
どんなに美肌になるといえど、あんなに辛い状態はもう御免だ。

今の私の状態って、レチノールの美容液と同じなのかな?
レチノールを使っているときは、肌が荒れていたのであまり外出はしなかった。
言い換えれば、将来のために、あのときを犠牲にしていたとも言える。

レチノールは1か月ほど使えば肌の状態は改善するけど、これからの仕事と収入はまだ見えてこない。じゃあ、仕事で次の展開が見えるまで、ずっとお金に対して萎縮し続けるの……?

楽しんでこそ人生!


今をトキメク女性起業家はYoutubeで「楽しんでこそ人生!」と繰り返し言っていた。
そりゃあ、人気もあるし、時間も自由で、お金もある。
だからこういうことを簡単に言えるよねとも思うけど……今感じている不安の先に、本当に幸せや安心が待っているのかな?

このままお金を使わずにいたら、路頭に迷うとか、一文無しになるという未来はないと思うけど、辛い思いの先が幸せだとは限らない。

だったら、いまこの瞬間をめいいっぱい楽しんだっていいんじゃない?

お金の不安を感じたくて仕事を辞めたわけじゃない。
楽しんでこそ人生。
だったら、心配よりも楽しいことを自分にたくさん経験させてあげたいと思う。

よし、週末は冬物でもショッピングに行っていこうっと。

では、また明日お会いしましょう。

西村真紀


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