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考えすぎて脳が疲れてしまう人へ

やりたいことができてない状態

先日、OLからフリーランスになる準備をしている友人から、こんな相談を受けました。
「やることが多くて、それをできていない自分に落ち込んでしまいます……」
「考えることが多くて、寝ても寝ても疲れが取れません……」

会社で働きながらもフリーランスになる準備をしているときは、不安が多いのもわかります。だって、まだ未知の世界だから。

それにやらなきゃいけないこと、やりたいことが多くても、それができていない状態のときは気持ちばかり焦ってしまい、罪悪感すら抱いてしまうことも。
自分よりもうまくいっている人を見ると落ち込むし、私大丈夫かなって自分のことすら疑いたくなってしまいます。

でも、それって、実は一番自分を疲弊させる行為なのです。

一番ストレスが溜まる状態


脳科学的の観点でいうと、
「〇〇しなきゃいけないのにできていない……」
こう感じて焦ったり、不安に思っているときが、人間の脳に一番のダメージを与えているのだそう。
「〇〇も〇〇もしなきゃ……」と頭で考えているときは、脳の容量の3割ぐらいを常に稼働させている状態で、本来やるべきことに全力で向き合えていない状態なのです。

こう偉そうに書いている私も、すごくわかるんです。
「やらなきゃ」と思っていることがあるときは、ずっと心に何かが引っ掛かっている状態で何をやっていても落ち着かないし楽しめません。
ベットに入ってからも寝落ちするギリギリまでそのことを考えてしまうし、
起きている間はずっとモヤモヤ。
「やらなきゃ」のいう思考にずっと脳を使っていて、休まりません。
どうりでいくら寝ても疲れが取れないわけです。

休みより必要なのは安心すること


人は疲れを感じていると「休まなきゃ」と脳に指令を出します。
でも、脳内は「あれもこれもやらなきゃ」ということが稼働している状態なので、
余計に「大変だ!」「忙しい!」「早くやらなきゃ!」と漠然とした「焦り」になって私たちを襲います。
この状態で長く睡眠をとっても、旅行に行ってリフレッシュしても疲れは取れません。

「やらなきゃ」「できていない」という状態のときに必要なのは、安心すること。

まず、やらなきゃというリストを書き出してみて下さい。
いわゆるTO DOリストというやつです。
そうすることで、脳の中でぐちゃぐちゃと絡み合っていたものを、脳の外に出すことができます。

また、書き出したリストを客観的に可視化することで
「なんだ、これとこれをやれば良いだけか」と整理されて落ち着くことができます。
これが安心です。
こうすれば脳のメモリを無駄に使わなくなります。

物理的に休むことより、安心することが何よりも大切なのです。

罪悪感なんて必要ない!


フリーランスで働くということは、いくつものプロジェクトが並行して進んでいることが多く、仕事に加え、家事やプライベートなども入れると、簡単に脳内は「あれも、これもやらなきゃ!」という状態になってしまいます。
どんなに頑張っていても、やるべきことに全力で向かい合えていない状態では、ベストな成果を残すことはできません。

それに、しっかり者、まじめな人ほど、できていない状態の自分に対して罪悪感を抱く傾向があります。
でも、考えてみてください。
自分で働いて、家のこともやって……。
それだけで本来は褒められてもいいぐらい。
目標値が高い人ほど焦ることで自分を奮い立たせようとするけど、安心して力が抜けた状態の方が良い結果に繋がるのです。

フリーランスで長く活躍している私の大先輩は
「息をしているだけでも偉い!」って自分のことをいつも褒めていました。

考えすぎて脳内がパンクしている人は、もうすでにたくさん頑張っている証です。
自分に優しく安心することで、気持ちも効率もアップします。

今回はこの記事を書きながら、自分にも改めて言い聞かせてみました。

では、また明日お会いしましょう。

西村真紀


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