“~してほしい”パートナーへの想いがはらむ危険性
パートナーに対し、こんな風に思うことはありませんか?
モノをため込まず捨ててほしいな
もう少し早く帰宅してほしいな
思ってることを言葉にしてくれるといいな
精神安定させてほしいな
給与上がらないかな
家事や育児に協力してほしいな
無限に出てくる出てくる。
しょっちゅう出てくる。
~だといいな~という淡い願望・希望であれば可愛いもんだけど、ちょっとでもなぜ?という疑問が湧いてくると危険。
それは疑問ではなく疑念になるから。
疑う気持ち。
なんで捨てられないの
なんで早く帰ってこられないの
なんで上手く言語化できないの
なんで精神不安定になりがちなの
なんで給与あがらないの
なんで私がひとりで家事育児やるの
同じ内容なのに、受ける印象の違い。後半は結構怖いね。
さらに怖いことは
“~だといいいな~”という想いは
いとも簡単に
“なぜ~でないんだ”に変換される。
そうでもない?
自分事として解決できる“だといいな”ではなく、他人も巻き込む“だといいな”に注意。
自分と相手の願いが一致してるなら良いけれど、そうじゃない場合(たいてい違うはず)
相手をコントロールしようとしていたり(無意識にね)、自分の意見が正しいと押し付けたりしているんじゃなかろうかと思うのです。
相手はそのコントロールや押しつけをホンの少しでも察知したら警戒するし、逃げる。
そして、伝えようとしてる方からしたら
“全然話を聞いてくれない・伝わらない”
ってなる。
◆
今週は旅行の余韻に浸りつつ振り返り。
4日間での一番の収穫が
『自ずと相手をコントロールしようとする想い』。
自分では全然気づかないのよ。
夫に少しでも沖縄を楽しんで欲しいな~、好きになって欲しいな~って思いから、あれこれ手配をするんだけど、全然夫が乗り気になってくれる様子がなくて、だんだん
“なぜもっと楽しんでもらえないのか?
なぜ沖縄と佐渡島を同列に考えたがるのだ”(夫は沖縄と佐渡島が同じ理論を繰り広げる)
と疑念が湧く。
相手の好き嫌いや、楽しいかどうかなんて私の範疇じゃないのにね。
帰宅後、旅行の振り返りをしながら、毎年沖縄に行きたい私としては“沖縄の良さ”を感じてもらおうと躍起になっていた。
沖縄推しの様子を見て彼は言った。
「まきは沖縄というブランドが好きなだけだよ。幸福と快楽は違うんだから。まきが求めてるのは快楽、俺は幸福。あー、娘も快楽を求めるタイプになるなぁ。」
一節ずつ、全部ツッコミを入れてやったさ。
とはいえ、夫は足るを知るタイプで、私は俗物タイプであるのは事実。まぁまぁ的を得てる。
娘のことを引き合いに出してきたころには、“また始まった”といううんざり気分で、とどめの一言がきた。
「俺は、まきを更生させたいんだよね」
・・・
いらんお世話じゃーーーーー!!
私は私が好きなんだー。
更生する気なんぞない。
◆
話は戻る。
日常、私の方が夫に対して100倍くらいコントロールしたり、押し付けたりしている。
でも今回のように一度でも更生させたい=コントロールされようとする雰囲気を感じ取ったら、めっちゃガードするなと。
結構会話のやり取りがあって出てきた「更生させたい」という言葉なので、彼の本音だろう。
夫の妻に対する
“もうちょっと強欲さがなくなるといいな”
って思いが
“なぜ強欲なんだろう?更生させたい”
となった時点で、妻シャットダウン!!
たった一度で、妻のガードは固まった。
ということは、夫は100倍固めてるかもしれない。
始まりは「〜してほしい、〜だといいな」
の可愛らしい願望なのにね。
4日間での学び。
相手に何かして欲しいと思う気持ちが出てきたら、ちょっとストップ。
私の本音はなんだろ?
相手はどう思うかな?
と立ち返るとよい関係性が築ける一歩になりましょう。(どの口が言ってるんだ、笑)
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