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吾唯足るを知る、を知らない女たち
「まきは足るを知らないから!」
禅語のひとつ
知足→今あるもの・ことに満足する
が大好きな夫からの耳タコ台詞。
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俗物的欲求から精神的満足へ移行中のわたし。まだまだ足るを知らないことが多い。
足るを知らない女の代表である。
娘と朝食。数日前から体調が悪く、甘えん坊が加速し女王様と化してる娘。
「おちゃ!」
はいどうぞ。
「ぎゅーにゅー!」
はいどうぞ。
「グルト!」
はい、ヨーグルトどうぞ。
明らかにバランスが悪いので
大好きな味噌汁もどうぞと渡すと
「ごはん!」
いつもごはんは嫌がるのに。
すぐご飯をレンチンして並べる。
「おにく!」
「ねーよ!!!
朝からお肉はないー!!」
言葉遣い気をつけなきゃと
頭の奥で誰かが言ってた時には
もう声になっていた。
足るを知らない女、ここにもあり。
我が家の女は足るを知らない。
まきが足るを知らないからと
私のせいにされるのは腹立たしいのだが
まるで、わたしを見てるようだった。
娘よ、足るを知ってくれ。
足るを知らない女が二人。
夫は嘆く。
足るを知らない娘を見ながら
足るを知るを学ぶから。
夫よ、
だからもう少し待ってくれ。
だからもう少し私を信じてくれ。
私の想いは
夫への最後の一言に集約されている。
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