ホスピタルアート活動について
ホスピタルアート活動について
ホスピタルアートとは、「病院にアートを導入する事により、空間内をより快適で癒しとなる場にする取り組みのこと」です。現在、海で撮影した写真を展示する「ホスピタルアート」活動を行っています。
小児病棟における壁面装飾の印象と効果に関する研究(鈴木憲一・岡庭純子(2008). 日本建築学会計画系論文集, 第73巻第625号, 511-518)によると、壁面装飾は入院、通院する子供達の不安を軽減する効果があり、ご家族、勤務する方の癒しになると報告されております。しかしながら、現在の小児病棟の壁の多くは、壁面を活かしきれていないと推測します。一部の病院でホスピタルアートが実施され始めていますが、約8,000ある日本全国の病院での普及を目指して活動をしています。
ホスピタルアートを志した理由
先天性十二指腸閉鎖症という病気を持って生まれました。生後3日で手術を受け、12歳まで大阪市立小児保健センターへ通院していました。当時、廊下に飾られたアンパンマンの絵に勇気をもらった事は、今もはっきりと覚えています。また、検査を待つ時間に「もっといろいろな絵や写真を沢山飾ってほしい」、誰か、大人がしてくれるのを待っていました。遠慮して大人にはとてもその胸のうちはあかせませんでした。
大人になったある日、まだホスピタルアートが広まっていない事を知り、自分がその「誰か」になり当時の夢を叶えたい!と思い動き始めました。闘病した当事者として、絵や写真が持つ人を癒す力を信じています。
まだ日本ではあまり普及されていないため、日本各地の病院でホスピタルアートを実施するのが目標です。大好きなダイビングというスポーツを通して、子供たちをはじめ患者さん、そのご家族、職員の方々に癒しという光の空間を届けたいと思っています。また、医療業界へ子供の頃に受けた恩を返したいと思っています。
本活動は、1人の思いから始まりましたが、同じ気持ちを持った方々と共にチーム「サンライズ」として、展示物の制作など活動を進めています。
展示実績
国立三重大学病院、関西の県立病院、耳原総合病院(大阪府堺市)、三重県内の病院、九州の病院など合計10か所で展示させていただきました。現在3か所にて展示中です。
国立三重大学病院
(休憩スペースにて)
感謝状もいただきました。
耳原総合病院
(大阪府堺市)
Welina Hotel Premier 中之島 East
(コロナ陽性者宿泊療養施設のレッドゾーン*)
* コロナウイルスから隔離された「グリーンゾーン」と感染者が行き来する「レッドゾーン」に分けられています。
生活介護事業所・放課後等デイサービスあおば(奈良県)
展示先からの嬉しい声
「凄く癒しになっている」、「心が安らぐ」、「ずっとあってほしい」、「写真を見てニコニコ嬉しそうな方や、それぞれいい顔で会話も楽しくいい時間になりました。」と、病院の職員や患者の方々から嬉しい声をいただきました。誰かの心を少しでも救えたことを嬉しく思います。
実施方法
展示する写真パネルは安全面を考慮し軽い素材を用いています。またコロナ禍を考慮し、フィルムで覆うことにより消毒可能となっています。展示作業については、現在は制作した写真パネルを郵送し施設の方にご協力いただき展示していただいています。
写真展示が可能な病院、ホスピタル、施設等をご存知でしたら、ご連絡いただければ幸いです。料金等お気軽にお問合せください。
大阪ダイビングスクールRIZE
代表 真木 崇志
〒531-0071大阪府大阪市北区中津2-5-31レインボー中津101
TEL:06-4981-0324
EMAIL:diving.rize@gmail.com
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