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落合陽一さんの本、魔法の世紀とデジタルネイチャーを読んで

落合陽一さんの二冊の本を読み終わりました。魔法の世紀と、デジタルネイチャーを。久しぶりに読むのが大変な本でしたが、ほんと読んでよかったと思う本です。これまで読んだ本の中でも一、二を争う位の良書です。

このタイミングで読めてよかったです。この本は、落合陽一さん自身がとくにお勧めされている
映像に興味があるこのタイミングじゃなかったら読みきれないと思う位、難しい本でした。
何回も難しいと書いてしまう位、難解な本。それはやはり前提知識の必要性がまさにあるんだろうなぁと思います。芸術や映像の知識がある人はそこまで苦労せずに読めるのかもしれません。それがあまりない自分からしたら難しく感じただけで、数年後知識をつけてからまた読むと違った印象を持つのかも?と思え、今後再び読み返してみようかなと考えています。これまでいくつか落合さんの本を読んだり、ブログにまとめていてよかった。これらの知識がなかったらもっと理解できなかっただろう。

コンパクトに本の内容を説明するならば

魔法の世紀
→これまでの映像の歴史がわかる本。
映像から、魔法的な事がテクノロジーの進化によりこれから実現していくであろうと予測がされています。確かに、大昔の人からしたら今のテクノロジーの恩恵は魔法としか言えないものばかりだと思いました。そして、未来を生きるのがより楽しみになりました。

デジタルネイチャー
→コンピューターの発達した世界では普段の生活の中にデジタルが自然と融合し、それが当たり前にある世界になっていくだろういう考えの理由が書かれています。

進化していくとコンピューターが人間的になったり、はたまた人間がコンピューター的な事をしていたり、その境界線があいまいになっていく。スマートグラスの進化、働き方の二極化など、一人の人間の命よりずっと長く続くであろうコンピューターの命が影響をもたらす未来の一旦が見えてくる。

とくに印象に残った伝えたいであろう内容は、「技術の進化により、窓の枠みたいなパソコンやテレビモニターといった物質の重力から脱してデジタルが自然と融合していく」
という考えです。

これこそまさしく、僕が今やりたいホスピタルアートの空間での映像表現だ。プロジェクターを通して見た世界は、モニターの中での映像とは全く違って見える。
自分もデジタルを使って病院の空間に癒しを作りたい。その為に何をすべきか?がこの本を読んでより鮮明になりました。落合陽一さんの他の書籍も読んでみたくなりました。

この夏、読んでみてはいかがでしょうか?おすすめの本です。



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