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#63 ~支配したがる人でケガする子どもたち?~

精神年齢が同学年よりかなり高かった我が子。
結果的にいくつかの小学校に通いました。

最初に我が子の特性を見つけてくださった先生のお勧めや、学校が居場所にならないことによるトラウマ、まだホームスクーリングやオンラインスクールが一般的でなかったことなど様々な要因があり、結局その選択になりました。

転校するたびに役員を引き受けるのは、
行った先の学校で我が子が受け入れていただけるようにとの願いから。

小学校を卒業するまで、幼稚園を含めると合計4か所。
役員としてどれだけ頻繁に学校に通ったことでしょう。
プールの時期にはほとんど毎日お手伝いなんてこともありました。


それぞれ学校は雰囲気も保護者のタイプも少しずつ違い、最初は緊張しました。
そんな私が比較的早く新しい学校に慣れることが出来たのも、仲の良いママ達に恵まれたのも役員を引き受けたお陰!
いい思い出が沢山あります。

ただ、そんな中で一つだけネガティブな出来事があり、それが自分の傾向に気付くきっかけになりました。

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週1回の役員会の時でした。

役員の長になったことで高圧的な態度をとる人が居ました。
ボランティアの役員にそこまでの上下もないと思うのですが、それまで感じが良い人だっただけにその変わりようには驚きました。

それだけならまだいいのですが、気に入らない人一人を排除のターゲットにするのです。

すると…
何故かそれにならう人が出て来るように。

この時に私が不思議だったのは、何故同調する人が出てくるかでした。

同調しなければその人の行いがエスカレートすることも無いのでは??

運が良かったのか悪かったのか。
大人になるまでこのような経験値が低かった私は戸惑いました。

そんな私にとれた行動と言えば…
ニュートラルでいること。
誰にも同じように、もちろんそのはじかれている人にも同様に接することでした。

すると…
次第に矛先がこちらにも?

これって子どものいじめと同じ構造?

更に、中には表向きはその人に同調しながらも陰では悪口を言うなど辻褄が合わない行動の人出てきて…役員会はカオス化していきました。


この時私が学んだのは、
気に入らない人を放って置くことが出来ず、周りを巻き込んでたたかないと気が済まない人がいるらしいということ。
そしてそのような人の周りには、保身や面倒事から逃れるために同調する人が出てくるらしいと言うことでした。

大人になってからこんなことに気が付くなんて今更!かもしれませんね💦

ただ、この構図が見えた後も私はどうしても同調して排除するなんてことは出来ず、それまで同様にニュートラルな行動を続けていたのですが、事態は次第に予想外の方向に。。。

同調したほうが良いと進言してくる人と、
その人の困りごとを相談をしてくる人に分かれてきたのです。

そこで私はまたまた気が付きました。
ニュートラルな行動は、威張ることで支配したい人から見ると反抗的に見えることがあるらしい。
そしてその人に不満を持っている人から見ると、反旗の旗頭の様に感じることもあるらしい。


(;´д`)トホホ         
ただ平和に過ごしたいだけなのに💦


何のために役員をやっているかと言えば子供のため。
こんな親たちをみたら、子供たちはどう感じることでしょう。

困り果てた私に友人は言いました。

「一見簡単に与しやすいように見えるのに、意外とそうでないからかもね」


これってギフティッドチャイルドの生きにくさと似ているような。

平和主義、平等・公平に敏感
それはギフティッドチャイルドの特徴のひとつ。

本人たちにとってはそれも含めて自分自身であって、
見た目で「こうあるはずだ」と判断されて、
それと違うからと驚かれたり、攻撃されたり、担ぎ出されたりするのは心外なことだけれど、印象とギャップがあるのかも。

私は自分にも似たような傾向があり、どうやらお山の大将になりたいタイプの人からは扱いにくく見えることもあるらしいことを学びました。

そして私は私で、そのような人に振り回されないことはやはり大切と学びました。

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やっぱり上下関係ではなくそれぞれの価値観で横に連携するのが心地良い(^^♪

それに感受性が強い子どもたちは、たとえ対象が自分ではないとしても、排除されている人を目にするだけで傷つくのです。

ギフティッドチャイルドやHSP(HSC)に関わる人がこのことを理解することはとても大切なことだと思います。


たとえ支配したいなんて強烈な想いは無いとしても、

「何が何でも言うことを聞かせなくちゃ」
「自分が上でいたいんだよ」
「みんなもはじいているんだからいいよね」

不平等や不公平、誰かの「支配したい欲求」に振り回された瞬間に子どもたちは離れて行くかもしれません。


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ギフティッドチャイルドの子育て、不登校、留学を通して我が家が選択してきたアレコレを綴っています。

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