【思い出したこと。】
みなさん、こんにちは。飯田千秋です。
秋生まれの私は、先日また一つ歳を重ね。1レベルアップしました〜(笑)
今日は、最近よく聞かれる、
「千秋さんはコーチングで何が一番変わったの?」
ということについて、色々思い出す機会をいただきましたので振り返りながら綴りたいと思います。
コーチングって大事だよ、とか、もっと子育てにもコーチングをとか。コーチングという言葉を聞く機会は増えましたが。
私個人的には、コーチングの良さ、ティーチングの良さ、コンサルの良さ、それぞれが大切な要素があり、今自分に大切なものの見極めが大切なんじゃなんじゃないかなって感じます。
どれもこれも、自分の人生を幸せにするための「手段」の一つにすぎない。
コーチングが目的ではなく、その人の人生を幸せにするための一つの手段(アプローチ)でしかないのですが、
ただ、ティーチング慣れしてきた私たち、もしくは強制や思い込みが強く働いた環境で生きた人は特に、
コーチングで自分の本当の声を知り、本当の自分の土台をつくる機会は大切だと感じています。
何が一番変化しましたか?何が一番コーチングで良かったと感じますか?
よく聞かれます。
答えていたのは「自己理解」が深まったことですねって。
それでいつも自分自身は納得していたのですが、質問してくださった方には、あまり伝わっていなかったのかもしれない、と、もう少し考えてみました。
確かに自己理解が深まり、「生きやすくなった」
人と比べることがなくなり、自己表現に躊躇がなくなった。
でもその手前に何が変わったのか?
色々ありますが、その一つとして、
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「他者や自分に対する苛立ちが減った」
私の場合、これは大きかったかもしれません。
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企業勤めの仕事柄もあったかもしれません。
常に人をジャッジする仕事、自分より随分年上の大企業の管理職レベルの人たちを、会社の大きなお金を使い、動かし続けること。
指示を出し続け、質の高い仕事をしてもらうこと。
考えてみたら、ダメ出ししてやり直してもらう仕事でした。
「なんで」「もっと」の連発。若かった自分もなめられないよう必死でした。
だいぶ嫌われていたと思います。笑
自分の文句が書かれた業者間のメールが誤送信で、自分のところに飛んできたこともありました。
自分が正しい、自分の方が絶対考えてる、あなたを想って意見してるんだから本気で意見してくるのが当然。無駄が嫌いで効率重視。
その考えすらが、絶対正しいと思い込んでいたのかもしれないです。
これが10年以上自分の中にずっしり浸透していました。
そして、仕事とプライベートで完全に裏表できるほど、器用な人間ではなく。子育てにも、家庭にも気づけば自分の中の「正しさ、こうあるべき」を求めてしまっていました。
無意識的に取り繕っていた自分に疲れてしまったのかもしれないです。
ガチガチに脇を閉めて戦っていた?自分にずっと違和感を感じていたのかもしれないです。
人に対して、求めては、うまくいかないことにまた意見して、良かれと思って変えてあげようとする。でもうまくいかない。
自分のなかで消化しきれず苛立ったり、なんかそんなことを繰り返す自分にも嫌気が差していて。自分のことも嫌になって。
会社という看板を失ってからは、たくさんの味わいたくない感情を味わい、自分のなかの自信と感じていたものもどんどん崩れていく感じがしました。
でも、だからこそ一度何もない自分になることができて、
本当の意味での「自分の価値」に気づけたのかもしれません。
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・会社の看板を失い自分の無力さを知りました
・自信があると思っていたものは作り上げられた幻想でした
・周りの人が評価されるたび苦しかった
・自分にはやっぱり価値がないのかと日々自問しました
・だから会社にいれば良かったんだよと毎日誰かの声が聞こえました
・子育てにも自信が持てない
・他の家庭の子育てを見て、焦ってばかり
・子供を怒る自分に自分が一番嫌気をさしていた
ーーーー
これが多分3-4年前位の自分。
今、何が変わったのでしょう。
なんだろう。
もし心に色や形、質感があるとしたら、
きっと全てが変わりましたね。笑
今は、過去のそんな感情を見ては、
「そうか」って。
そのことに良いも悪いもなく、ただ、そうなっている理由が分かれば何も心配いらないよって。大丈夫だよって言える。
そのときの自分と、ただ話したい。そんな気持ちです。
漠然とした、よくわからない悲しみ、苦しみ、苛立ちから救い、自分を少し好きになるキッカケをくれたもの。
それがコーチングという考え方との出会いでした。
コーチングの目的の根底には、
「自己理解」があり、
自分を知り、感じて、理解できたから。
自問する言葉が変わり、導き出す答えが変わったんだと思います。
時間をかけて形成された分、抜け出すのも時間はかかりますが、もし本当に自分が求めるものと違うと感じているものがあったとしたら、
人は変えられずとも、自分自身のことは変えられると思っています。
意外にも、
怒りの原因は、自己否定にありました。
これは自分自身の怒りの感情も、
誰かの怒りの感情で悩む場合も同じです。
自分が変わることで、不思議なことに、周りも変化を起こし出すんですよね。
そんなことを日々目の当たりにしています。
人が成長していくために大切なこと、
その根底となる土台にはやはり「自分を知ること」があると思っていて。これはティーチングでもコンサルでもできない部分。
自分という土台があるから整えられる。
改善できる。
そして自分を知っているからこそ、日々の学びが生きて、落とし込みの質が変わる。
そしてそれを行動するから成長していくんだって。
理解・学び・行動(改善)
このどれもを欠かさず続けていくこと。
この連鎖が私にとって大きな変化をくれる鍵だったと感じています。
以上、長文となってしまいましたが、
少し過去の自分を思い出しながら、赤裸々に書いてしまいました(苦笑)
でも過去の自分も、変化も全て事実。
私の場合は、我流でもがいてここまで落とし込むまで何年もかかってしまったけれど、、、。
どんな自分も全て自分。感謝して、不要なものを手放して、次にくる自分のステージを自分らしく生きていこうと思います。
私の経験が、少しでも誰かの幸せに繋がることを願って。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
飯田千秋
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