負けママ

はじめまして。負けママと申します。 年齢は今年で50歳です。発達障害で不登校の息子(次…

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はじめまして。負けママと申します。 年齢は今年で50歳です。発達障害で不登校の息子(次男)がおります。長男も発達障害で小学校時代に不登校経験があります。長きにわたる不登校との対峙で得た知識と、体験談を投稿したいと思っています。よろしくお願いします。

最近の記事

不登校 〜負けママの奮闘記〜7 「どんな相談にも、準備は不可欠!」

お子さんが小学生以下の場合、(親の会をのぞいて)どこに相談に行くにしても大体必要になる情報が、生育歴です。生年月日はもちろん、出生時(分娩時)に何か問題がなかったかとか、場合によっては出生体重なども聞かれることがあります。寝返りが何ヶ月で、ハイハイが何ヶ月で、つかまり立ちは何ヶ月で、歩いたのが何ヶ月で、発語は何ヶ月で…と、要するに母子手帳の情報ほとんどが聞かれます。発達障害等の可能性を確認するためかもしれません。 加えて、いつからいつまで、どこの幼稚園(保育園)に通ったかな

    • 不登校 〜負けママの奮闘記〜6 『相談しよう!そうしよう!』

      ここでは、負けママがいかにして子どもたちのことを「相談」してきたかについてお話ししたいと思います。 不登校の問題をお母さん1人で何とかしようとすると、多分倒れます。お母さんという生き物は、子どもの問題は全部自分のせいだと思いがちなので、1人で何とかしようとしてしまうかもしれませんが、倒れるのでやめてください。 では、どこに相談すれば良いか。 私の子どもたちは、発達障害の診断を早くに受けていたため、発達障害の相談ができる場所は常にありました。各自治体に、障害者支援の窓口は

      • 不登校 〜負けママの奮闘記〜5 『次男も、不登校になる』

        長男に遅れること5年、次男が小学校に入学することになりました。 次男は、自閉症スペクトラム障害の診断を受けていたものの、幼稚園では非常に伸び伸びと過ごしていました。ちなみに、長男の通った幼稚園と、次男の通った幼稚園は別の幼稚園です。次男の特性を考えて、より合っているのではないかと思われた、小規模な幼稚園を選びました。少し遠い上に園バスがない幼稚園だったので、私は毎日電動アシスト付きママチャリに乗って送り迎えをしました。 次男は本当に楽しそうに幼稚園に通っていました。幼稚園

        • 不登校 〜負けママの奮闘記〜4 『長男、不登校になる』

          ここからは、子どもたちが不登校になるまでのお話をしたいと思います。 長男は、幼稚園の頃から自閉症の特性が強く、騒がしさや人混みが苦手でした。感覚が過敏で、食感などにもこだわりが強かったため、給食が食べられず、毎日お弁当を持たせていました。幼稚園は子ども達の声で常に賑やかなので、耐えられなくなると、教室から逃げ出して這うように静かな場所に移動していた、と様子を見に行ってくださった子ども発達センターの先生に聞きました。かなり無理をしていたようです。 教育委員会の就学相談では、

        不登校 〜負けママの奮闘記〜7 「どんな相談にも、準備は不可欠!」

          不登校 〜負けママの奮闘記〜3 『子どもたちをご紹介』

          次に、私の子どもたちの紹介をしたいと思います。 長男は、現在18歳で、次男は13歳です。 2人とも2歳前に発達障害の診断を受けました。診断名は「自閉症スペクトラム障害」ですが、これは今の呼び方で、少し前までは「高機能自閉症」や「アスペルガー症候群」などの呼び名もありました。その頃の呼び方で言うならば、長男は高機能自閉症で、次男はアスペルガー症候群ということになります。違いは、3歳までに自閉症の特性と共に言語の遅れが見られたかどうかです。言語の遅れはありつつ、明らかな知的障

          不登校 〜負けママの奮闘記〜3 『子どもたちをご紹介』

          不登校 〜負けママの奮闘記〜2 『負けママ、自分の不登校体験を語る』

          さて、何からお話しするべきなのでしょうか。 まずは、私自身の不登校体験をお話しするべきかもしれません。もう、40年も前の話です。 私が不登校だったのは、小学校2年生から4年生の3年間と、中学校2年生の途中から卒業までの1年半くらいです。その当時はまだ不登校という言葉はなく、登校拒否と呼ばれていました。小学校の時の不登校の理由は、正直自分でもよくわかりません。勉強が特別苦手だったわけでもなく、友達がいなかったとか、いじめられていとかいうことも一切ありませんでした。ただなんとな

          不登校 〜負けママの奮闘記〜2 『負けママ、自分の不登校体験を語る』

          不登校 〜負けママの奮闘記〜1 『不登校における負けとは?』

          はじめまして。当方、発達障害で不登校の息子を抱える負けママと申します。年齢は今年で50歳です。 何が「負け」なのかと申しますと、これは私も目から鱗な体験だったのですが、近所にある不登校の親の会に参加した時のことでした。 まずは自己紹介と我が家の不登校児紹介という感じで始まった会でしたが、あるお母さんがこうおっしゃいました。 「不登校の親の会なんて、不登校の子どもをどうにもできていない負け組の人たちの集まりだと思っていた」と。 ここで目から鱗です。なるほど、と思いました

          不登校 〜負けママの奮闘記〜1 『不登校における負けとは?』