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好き! が いちばん

地球のことも、自分のことも、どちらも大切。
だからせめて「知る」ところから。

OKUYUKIを始めるにあたって考えたキャッチコピーの一つです。
今はなんとなくしっくりこなくなってプロフィールからは外しているのですが、考えていることは変わっていません。

綺麗な風に書いているけれど、もっとくだけた言い方をすれば、
「地球に配慮するとか色々...分かるけど..だって好きだから仕方ないじゃない!!!」ということなんです。

私自身は食べることが大好きで、お肉も魚も好んで食べています。
ファッションも、特別なこだわりはないけれど、普通に街を歩いていれば欲しいと思う洋服や鞄、靴がたくさんあります。
もしここでCO2の排出量や、動物由来の製品などにばかり意識を向け始めてしまうと、「もう何もできない!」というのが正直な気持ちです。

もちろん、自分の手の届く範囲でできることをするのは大切。
その意味で、多くの企業の社会課題に対する取り組みはもっともっと広がってほしいと思いますし、その上で流通する商品は積極的に手に取りたいと考えています。たとえそこに宣伝要素があったとしても、です。

とはいえ、消費者にできることは、ただ企業から提供される”地球にやさしい”製品やサービスを利用することだけではありません。
普段何気なく使っている日用品も、お気に入りの洋服も、どれも地球上のどこかで、誰かが作ったもの。それが自分の手に届くまでの過程に少しでも思いを馳せ、もしそこに矛盾や違和感を感じれば、それを使わないという選択をすることも意思表示になり得るはずです。

反対に、もし矛盾や違和感を感じたとしても、やっぱり使いたい、欲しい、と思うのであれば、自信を持って使うことを選べば良いと思います。
世の中に沢山のものが溢れかえる現代に生まれ、それが当たり前の環境で生まれ育ったのだから、生活の全てを根本から”地球のために”と行動転換することは普通はできないですよね。
(それをされている方は心から尊敬します!!)

それでも、できることなら何か良いことをしたい。

私は、人間誰もがそう考えると思っています。
地球にやさしく したくない人なんていないと思うのです。

それならば、自分が大好きなものこそ、その背景やそこに潜む課題を知って、責任を持って選び、選んだからには大切に使いたいですよね。
ものを大切にして悪いことは一つもないのですから!
ちなみに、こんなことを書いている私自身は子どもの頃から無意識に物持ちが良い方でした。だからこそ、大人になった今になって、大量消費や使い捨てが当たり前の社会ってどうなの?!と躍起になっているのですよね。

兎にも角にも、声を大にして言いたいのは、地球に何か良いことをしたいと思ったら、その第一歩になるのは「好き!」なんじゃないかということです。


今日の一冊⇩
『すてないひと 好きなものは、日々使う』雅姫 マガジンハウス 2018年

モデル・デザイナーなどで活躍する雅姫さんが、日々の暮らしで長く愛用されているものたちを語る、写真エッセイです。
考え方やものの使い方、何よりセンスの良さにとても共感しました!
自分の暮らしに活かせるインスピレーションを与えてくれる一冊です。

『”運命”というと大げさだけれど、世界のどこかで生まれ、出会い、我が家で育っていくプロセスは一度きり。』(同書 9頁より一部引用)

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Akari Miyama
OKUYUKI という屋号のもと今春ライフスタイルコーディネーターとして出発しました*・゚* before>書店 図書館 出版社 日々当たり前に受け入れている物事の背景、そこに潜む課題に少しの関心や好奇心を持ち「知ろうとすること」を大切にするライフスタイルを発信しています!

**思いの丈はこちらの記事に書いております**


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