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子育て知恵袋―モグモグのススメ⑥:ミッション⑤「あなたのお陰で…♡」

11/29(火):子育て知恵袋⑨
 今日は幼児さんのご飯の進め方の最終回です。
 私が保育士の現場で気づいた、身につけたアイデアをお伝えしていくことで、やってみよ!ちょっと楽かも!なんて思ってもらえると嬉しいです。
 今回初めての方は、良ければ過去投稿も遡って見てみてくださいね。(毎週火曜日が子育てアイデアを書いています)

「あなたのお陰で…♡」作戦

 「自分のしたことで誰かが喜ぶ、幸せになる」これって大人でもとっても嬉しいことですよね?
 そんな嬉しい気持ちを引き出してあげませんか?
 子どもの食事への態度を「評価」ではなく「感謝」の目線で見る。
 「食べたor食べていない」の行為ではなく、「お皿がきれいになった」と結果を見て喜んじゃいましょう。
 「お皿がピカピカになったね。」
 「おいしそうに食べてくれて嬉しい」
 
 「あなたが食べてくれたら、ママはこんな気持ちになったよ」
という方向での言葉です。
 「食べなさい!」と叱られたり詰められたりするよりも、
「あと一回食べたらお皿がきれいになるよ」
など結果に目が向けられたら、きっとそっちの方が嬉しいご飯の時間になりますよね。

 保護者さん自身の目線を「食べる・食べない」「できる・できない」ということから少し離れて声掛けをするようにすると、お互いに心が軽くなるのでおススメです。子どもが見ている視野を、少し広げてあげられるかかわりができると、きっとその人は子どもにとって嬉しい大人になれますね。
 評価や叱咤激励よりも、大好きな家族に貢献できたことは自信にもつながる、大切な経験になります。きっとお子さんは、きれいになったお皿をニヒッと笑いながら見せてくれると思いますよ。

 子どもの目線よりもちょっと俯瞰して!
 広い目線を持って!がんばって!

   
 また子どもの野菜嫌い克服の対策として、良く「家庭菜園」や「一緒に料理」などが挙げられますが、正直実行するのは簡単なものではないですよね?
 平日に料理を手伝ってもらう時間なんて作れないのが現実…

 でも、ここまでがんばれなくても、「食べる量を自分で決める」「おかわりをよそう」「家族の食事を配膳する」「テーブルを拭く」「買い物の時、選んでカゴに入れる」など、子どもに役割を持ってもらうことで、子どものやる気スイッチが入り、意外と気持ち一つで食べる量が変わってくるから面白いもの。
 親が全てのお膳立てをしても食べてくれないと腹が立つかも知れないけど、子どもが手伝ってくれたと思えば自然に「ありがとう。お陰でおいしい。嬉しい」なんて言葉が出てくるのではないでしょうか。
 良ければお試しを✨

 上記のポイントは、同じ量でも「ギリギリ完食」よりも「おかわり」が嬉しい!ということ。
 子どもに決めさせる時以外も、「食べさせたい量より食べられる量」を優先させてあげる方が、喜んでおかわりしてくれたり、意外と沢山食べられたりしますよ。
 また、子ども自身が食べる量を決めた時、「食べるって言ったじゃない!」なんて叱ることはしないでくださいね。これは「約束を破った」「責任感がない」なんてことではなく、単なる経験の浅さ。経験と失敗を重ねて、自分の食べられる量を理解していくのです。決して責めることがないようにしましょうね。

今日はここまで!最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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ではまた、あした(^-^)

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