ベトナムから感じる40年前の日本!?若さのエネルギー大爆発・ホーチミン事情
さて先日の台湾に続き、ベトナムはホーチミンへ行ってまいりました。台湾では下記の記事のとおり危機意識がバリバリ刺激されたのですが、常夏で楽天的なホーチミンではまた別の感覚が刺激された感じでありますw
東南アジアは個人的にも10年ぶりということで、色々驚きもありました。
ちなみに World Population Review というサイトによるとベトナムの平均年齢は31.9歳。一方の日本は48.6歳で、そりゃエネルギーも全然違うよな、というところです。ちなみに1980年頃の日本の平均年齢が約34歳らしく、まさに40年前の日本の姿もちょっとばかし伺い知れる部分があるのかもしれません。
ということで、今回もいくつか気づきを記事にしておきます!
Grabがボッタクリタクシー駆逐!激しい交通渋滞と大気汚染、公園の有り難みに感動
さて東南アジアでまず空港に降り立ったときの鬼門と言えばボッタクリタクシーではないでしょうか?コンディション最悪の状態でガンガンふっかけてくる、もはやこの洗礼すらかつては様式美ですらありました。
しかしなんともうそんな心配がいらないのです。東南アジア版UberともいうべきGrabが浸透しており、アプリ上で全てクレジットカードかつ事前の価格決定によりタクシーの手配が可能です。これはクッソ便利なので事前にアプリをDLしカードを登録のうえ現地に行かれることをおすすめします!
一方でベトナム名物と言えばこの大量のバイク!車が増えて少しバイクが減ったとはいえ、この交通量。(あと最近ヘルメットをするようになったらしい)
もはやここまでくると逆に「ウォーカブルシティ」もへったくれもありません。笑
ベトナムはこの時点でもうノーマスクがスタンダード(日本では解禁前でした)ですが、あまりに排気ガスの大気汚染がひどくてマスクが外せませんでした。
最初この大気汚染をあまり意識せずノーマスクで街を出歩きあまりの鼻喉の痛さに悶えてたのですが、ふと公園に入ったらどんどん患部が癒されていくという。ああ、だからシムシティの公園は大気汚染を改善し地価を上げるのか…というのをしみじみ実感したのでしたw
当たり前に得ているものの恩恵とは分からないものですね。
欲望全開大開放!?バブリーなバックパッカーストリートと韓国に置き換わるリトルトーキョー
さてホーチミンでは有名なバックパッカー通りも見物に行きましたが、若者の欲望と熱気が大解放なすごいところでした。
ブイビエン通りというホーチミンの有名なバックパッカー街なのですが、通りの両側がクラブミュージックを爆音で掻き鳴らす飲み屋でひしめいています。
そしてお兄さんとお姉さんがお立ち台でダンシング!!別に決して不健全なお店ではなく、カップルやときたまですが子ども連れすらおりました。これは以前はなかったようで、同行したホーチミン駐在歴の長い方も、アフターコロナ後の変容に驚いていたようです。
そしてバブルを知らないわたくし、「これがバブル期の日本のノリなんですね!?!?」って尋ねたら、「いやちょっと違う」と言われましたw
一方こちらレタントン通りのリトルトーキョー、写真を見ての通りですが、少しずつ韓国系に置き換わっているというのが現地日本人の方々が口を揃えて言うことです。
ホーチミンではもう日本人は羽振りがよくないと思われているのもあります。また2,3年駐在して帰る日本人と違い、韓国人は家族ごと移住してこちらでビジネスをはじめていく。するとどちらがビジネスとして伸びるのか、は言わずもがな明らかということのようです。
クラフトビールから感じる!着実な現地購買力の向上
また現地ではいくつかクラフトビールのお店があり、入って飲んでみました。
こちら日本で飲むクラフトビールと似た感じの風味でした。
客層も半分くらいは外国人という感じですが、もう半分はローカルのように見えました。
330mlがこの時点でのレート換算で、だいたい600円くらいでしょうか。日本での価格とそこまで変わらないですね。
こんなところからも、ホーチミン市民の購買力が上がり始めている様子も見受けられました。
ビンズン新都心では"ゼロベース"のまちづくり
さらにホーチミンから車で1時間くらい、大規模な外資系工業団地が多く立地するビンズン新都心では、広大な野原を開拓し10年ほど前から完全にゼロベースからのまちづくりがスタートしています。
県庁の移転からスタートし、周囲にマンションや商業施設が次々に誕生しています。
ここの一部を手がけているのがかつての"田園都市"の開発を手掛けた東急グループの現地合弁会社であるべカメックス東急。
日本ではもう見られることがないであろう、大規模に理想を追っていく都市開発のスケールに圧倒されました。これもまた40年前の日本の郊外都市開発に近いものがあるのでしょうか。
そんなわけで現地の若いパワー、これから成長するぞという気迫に圧倒されてきたわけです。もはや一昔前のステレトタイプな「支援対象」ではないベトナムの姿も見えてきますね。
マーケットとして魅力も増しているとも言われますが、一方様々な法規制や習慣の違いもあり、リアルなビジネスでは良い面ばかりを見ないことも重要なようです。やはり現地をこの目で見ることはとても大切ですね!
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