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独立のための①:農業のかたちを決める〜地域編〜

独立をするためにはまず自分が目指す農業
これを考えていかなくてはなりません。
具体的には以下の点です

①どこでやりたいのか(地域)
②どのようにやりたい
のか(規模)
③なにをやりたいのか(作物)

そもそもこれがはっきりしていない限りは独立することはできません。
なぜならこの決めた事柄を元に農業で
最も重要な営農計画を立てていくからです。
この営農計画は農業を営む上で栽培技術やお金よりも重要だと私は考えています。
栽培技術やお金は全てこの営農計画の上で成り立っているからです。

これを航海に例えるなら
営農計画は「海図」
栽培技術は「海を渡る知識」
お金は「海を渡る船」

海を渡る船乗りも地図があるから、知識と船を生かすことができるのです。
農業においても地図すなわち営農計画を見ながら畑を耕すのです。
そしてその地図を描くためのイメージが今回の3項目というわけです。

前置きが長くなりましたが考えていきたいと思います。

①どこでやりたいのか

決める順番は人によると思うのですが今回は私が決めていった順番で考えていきます。

どこでやるのかというのは重要ですが、こればかりは自分の意思だけで決めるのは少しハードルが高いです。
所帯を持っていれば家族と相談が必要ですし、マンゴーがやりたければ温暖な地域でやらなければならないからです。

私のオススメする地域選定方法は縁のある地域です。
なぜかというと、農業ができる地域のほとんどが田舎地域です。
田舎地域は都会暮らしの人々が思っているよりも閉鎖的で警戒心が強いです。

簡単に言えば「よそ者に土地は貸したくない」という気持ちが少なからずあるのです。

土地を持っていない場合は誰かから土地を借りる必要がありますが、縁もゆかりもないよそ者には土地を貸したがりません。借りられても良い畑を集めるのは大変でしょう。
ですので農業を始めるのであれば縁のある土地で始めるのがオススメです。

ですが誰も彼もが農業地域と縁があるわけではありません。
その場合にはやりたい地域の役所に相談してみると良いでしょう。
その地域の農地の情報は役所が管理しており空いている農地も把握しています。
新規就農の相談も大抵は受け付けているので相談に乗ってくれるでしょう。

私の場合は群馬県で就農しようと考えています。
理由は妻の実家があるから。

私の妻は地元で音楽教室を経営しており結婚しても離れることができないとのことでした。
さらに妻の実家ではいくつか農地を所有しており私にとっても妻の地元で農業ができるというのはとてもありがたいことだったため、妻の地元で暮らし農業をすることに決めました。

そんなこんなで幸運にも私は地主の娘であり、地元で顔の広い妻という最強の縁がある地域を選ぶことができました。

今回は「農業のかたちを決める〜地域編〜」ということでした。
土を耕す農業をする場合、土地というのは切っても切り離せません。
良い農業をするためには良い土地を集められる地域でやるのが一番良いかと私は思います。
何を作るか、どれくらいやるかはその土地に合わせて決めれば良いのではないでしょうか。

それでは今日はここまでとします。
皆さまさようなら。

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