Maison de l'Herbe メゾンドエルブ

日常で感じたことや思いを大好きな手作り石けんや植物などとともに表現する場としています …

Maison de l'Herbe メゾンドエルブ

日常で感じたことや思いを大好きな手作り石けんや植物などとともに表現する場としています レッスンについてはInstagram・Facebookページ・ホームページからご覧いただけます

記事一覧

24時間

欲しいもの コーヒーを片手に自分のために過ごす6時間 手に入れたいもの 気の合うみんなと過ごす6時間 必要なもの 明日のための6時間 重要なもの 自分以外の誰かのため…

香りの存在

幸せを香りで表現するとしたら 梅の実の甘い甘い香りを挙げたい 一瞬にして心がほどけてゆく香り 1000年以上前からずっと そばにあった香りに想いを巡らす 夜道を照らす…

曲線

枇杷の葉の間から届く陽射しが 少しずつ少しずつ 肌に当たりを強めてきていて だけれど 自然の摂理はおだやかでゆるやかな曲線を描きながら 静まりを引き寄せてきている …

ギプス

過去 現在 未来 今この瞬間を踏みしめることが大切なんてわかっているけれど 美しい色彩や姿をそのままに持ち越して 過去と現在のグラデーションを生きてもいいと思うの…

季節の色 芽吹きの早春は紫色 あたたかで優しい風がかすめる頃には薄桃色 新芽に包まれる晩春は萌黄色 そして今 薄暗い雨がしっとりと降る頃はくすんだ橙色 陽の光を燦…

青が好きなひとがいました 氷柱のような透明な棘を纏っていたけれど そっと近付き そっと触れる さらさらと解けだした中には 太陽みたいな 熱くほとばしる想いを秘め…

24時間

24時間

欲しいもの
コーヒーを片手に自分のために過ごす6時間

手に入れたいもの
気の合うみんなと過ごす6時間

必要なもの
明日のための6時間

重要なもの
自分以外の誰かのための6時間

かけがえのないもの
ありきたりな24時間

TSUBAKI

香りの存在

香りの存在

幸せを香りで表現するとしたら
梅の実の甘い甘い香りを挙げたい

一瞬にして心がほどけてゆく香り

1000年以上前からずっと
そばにあった香りに想いを巡らす

夜道を照らす灯りが
月からライトに変わっても

今もなお変わらないその存在は
おそろしいほどに
美しく
尊い

梅ミント水の石けん

曲線

曲線

枇杷の葉の間から届く陽射しが
少しずつ少しずつ
肌に当たりを強めてきていて

だけれど
自然の摂理はおだやかでゆるやかな曲線を描きながら
静まりを引き寄せてきている

どちらが正解ではなくて
どちらも必然
どちらも大切

変化に驚きながら
戸惑いながら
時には気を揉みながら
次の時間を経てゆくのでしょう

丸い雨のしずくが重なり合って
水溜りになり
やがて川となってすべてを潤していくのを見守りなが

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ギプス

ギプス

過去 現在 未来

今この瞬間を踏みしめることが大切なんてわかっているけれど
美しい色彩や姿をそのままに持ち越して
過去と現在のグラデーションを生きてもいいと思うのです

いい過去でも
そうでなかったとしても
柔らかい部分に薄皮が張るまで
ギプスになってくれるから

傷を癒し支えられた「過去」は
やがて背骨になり
確かな中心を得た「現在」は
背筋を伸ばし
胸を張り
顔を上げて「未来」を創り上げてゆ

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橙

季節の色

芽吹きの早春は紫色
あたたかで優しい風がかすめる頃には薄桃色
新芽に包まれる晩春は萌黄色

そして今
薄暗い雨がしっとりと降る頃はくすんだ橙色

陽の光を燦燦と受け取る夏にも似合うのでしょうけれど
わたしにとって橙色は梅雨時の色
無性に好きになる
そばに置きたくなる色

それは
暗い昼間に灯す蝋燭の色だから
肌寒いときをあたためてくれる色だから

そして
陽の光を恋しく想う色だから

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青

青が好きなひとがいました

氷柱のような透明な棘を纏っていたけれど

そっと近付き

そっと触れる

さらさらと解けだした中には

太陽みたいな

熱くほとばしる想いを秘めていました

青が好きなひとは

夏の訪れとともに

遠くてまぶしい場所へ出かけてゆきました