「私の分まで、声を届けて」セレッソDJ・西川大介の力はサポーターの声
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「私の分まで、声を届けて」セレッソDJ・西川大介の力はサポーターの声

舞洲プロジェクト「大阪にエールを!リレー企画」。第1回目となる今回は、セレッソ大阪でスタジアムDJを務める西川大介さんにお話を伺いました。

2001年のスタジアムDJ就任から20年に渡り、その“声”でセレッソ大阪を盛り上げてきた西川さんだからこそ感じたコロナ禍での苦悩や戸惑いとは?一方で、新たに見つけた発見についても語っていただきました。

(取材日:2021年6月21日)

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「誰を盛り上げればいいのか」。サポーターのいないスタジアムで試行錯誤の日々

コロナ禍で試合やイベントがなくなって、ラジオもリモートでの収録になったので、ほとんど家にいましたね。できないものは仕方ないので、自分がやれることを試行錯誤する日々。選手からも「何かをやりたい、サポーターのために発信したい」と言ってくれていたので、僕が司会進行役になって、セレッソの公式SNSアカウントで選手と一緒に配信をしたりしていました。サポータ―を喜ばせるために必死でしたが、先が何も見えない状況だったので不安しかなかったです。


Jリーグが再開した当初はリモートマッチで無観客でしたよね。試合が再開したことは嬉しかったですが実際にスタジアムに行くと、試合がないのに等しい雰囲気で。例えば、試合がある日は駅から出るとスタジアムからフードコートのにおいがしてきたり、ユニフォーム着たサポーターがいてザワザワしている。それが全く無かったあの光景は衝撃的で忘れられません。


無観客のスタジアムで誰を盛り上げればいいのか困惑していた中、SNSでサポーターの方からもらった「西川さん、サポーターの分まで頑張ってください」、「私の分も声を届けてください」というメッセージにめちゃくちゃ励まされましたね。スタジアムに来れない人の分まで必死に叫んで、声を届けようと強く思いました。

テレビやスマホで試合を見ている人、ゴールの瞬間に喜んでいる人がスタジアムの奥にはいる。練習試合のようにゴールが決まっても選手が喜ばないというのは、ファンは見たくないだろう、と。選手が試合に熱く打ち込めるような雰囲気や熱気をどう生み出せばいいのかと、これまで以上に考えました。ゴールが入った瞬間に選手が喜べるように、いつもより声を張るのか、タイミングをいつもより遅らせるのか早めるのか。試行錯誤が続きましたね。

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選手を動かした拍手のエネルギーとセレッソに欠かせないサポーターの“声”

「拍手のエネルギーってこんなにすごいのか」と思いましたね。拍手が解禁されて、GKがウォーミングアップでピッチに入ってきた時に、ものすごい拍手が会場から巻き起こったんです。その拍手を聞いてなのか、いつもはもう少し遅く出てくるフィールドプレイヤーが、いつもより早くピッチに出てきたんです。

人を変えることができる拍手のエネルギーに感動しました。応援上の制限が多くても、拍手で選手にエネルギーを与えることができているのは素晴らしいなと。


色々なスタジアムの演出がある中で、セレッソはコールアンドレスポンスを主体としています。DJが指示を出すのではなくて、サポーターが自発的に声を出し始めたり、サポーターの声で空気を作るのが、セレッソのスタジアムです。

声出しを禁止されている現状は本当に寂しいですよ。僕だけがマイクを通じて喋って、サポーターの方々も声を出したいけど、我慢して手拍子で合わせる。今はお互いにこうするしかないよねっていう形でやっていますけど、声出しが解禁されたらファン、サポーターの皆さんとのコールアンドレスポンスを一番にしたいです。


「舞洲で、スポーツの感動を余すことなく体感してほしい」

セレッソのDJを20年やっていますが、就任1年目からサポーターの方にはかわいがってもらっています。1年目は「兄ちゃん誰や。何でユニフォームを着てんねん」から始まって、「DJか、頑張れよ。飴あげるわ」とか、「西川くんどこにおるの?今度ちょっとスタンドまで降りてきて。お菓子あげるわ」など声を掛けてもらえるようになりました。


舞洲でも、セレッソの練習をファン、サポーター、ブースターの方々と一緒に観て、その後にオリックス・バファローズの球場に行ったり、大阪エヴェッサの練習場近くの「Athlete Table」でご飯を食べたりするのが楽しみでした。コロナ禍でセレッソの練習を見に行けなくなると、舞洲にも行かなくなってしまったので、めっちゃ寂しいです。


今は、みんなが声を出してJリーグを楽しめる日が来ると信じて頑張っています。選手だけではダメだし、フロントスタッフだけでもダメ。エヴェッサだけ、オリックスだけとかセレッソだけでもダメ。ファン、サポーター、ブースターの声があって、初めて成り立つものなんだっていうのは、この1年ちょっとですごく感じています。

だからこそ、コロナが収束して、これからスポーツを舞洲で思い切り楽しんでいいよとなった時に、スポーツの感動を余すことなく体感してもらいたいなと思いますね。

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●西川大介さんの過去の取材記事はこちら!
セレッソを“声″で盛り上げる男。西川大介が語るスタジアムDJのあり方
セレッソだけにとどまらない。スタジアムDJが考える「舞洲を盛り上げる方法」とは
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