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アレキサンドライト(александрит)

 今日はツイッターやネットニュースに「アレキサンドライト」という文字が多く出ているので、ロシア本作家として、気になっていました。なんで?
 
 新しく、誕生石に加えられたのですね。なるほど、「アレキサンドライト」情報が飛び交うわけですね~^^ 6月の誕生石になったとのこと。
 
 
 
 「アレキサンドライト」はロシアで見つかった石で、今も産地の一つになっています。石は石でも、希少で綺麗なので、宝石。発見は1830年で、今から2百年近く前。
 日本は江戸時代で、元号は文政。このアレキサンドライトが発見された年、吉田松陰、大久保利通が生まれています。前年に松平定信が亡くなっていて、なんとなく歴史の転換点というような時期ですね。すでにシーボルトは来ていて、この辺りから開国に一気に進むような感じです。
 
 発見された「アレキサンドライト」は、皇帝ニコライ1世に献上されたとのこと。それが4月29日だったようですが、ユリウス暦と和暦では少々ずれがあったはずです。
 4月29日が皇帝の息子であとを継ぐアレキサンドル2世の誕生日だったため、この名になったようです。
 
 ところでこの皇位、アレキサンドル2世の次がアレキサンドル3世で、その次が最後の皇帝ニコライ2世。アレキサンドル1世は? と思うところですが、それはニコライ1世の前のお方。同じ名が飛び飛びになっているので、ややこしいですね。
 
 「アレキサンドライト」、一生縁がなさそうです^^
 
 また新刊発売です。本日、『ロシア語で回向院「Храм Экоуин」』を出版しました。

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