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愛のスパイスを少々

2023年4月14日 晴れ

数日前の夜、仕事帰り、久しぶりにパイナップルを買って帰った。別に安くなっていたわけでもないけど、甘いフルーツを女子チームは喜んでくれるんじゃないかと思って。子どもたちに、カットする前のパイナップルを渡すと、「いい匂〜い」と言っている。まるごとカットして、お風呂上がりに出してあげると、子どもたちが奪い合うように食べて、すぐになくなった。ママは、少ししか食べてないと嘆いた。気が向いたらまた買ってくるねと伝えた。

昨日の朝食に、久しぶりにスクランブルエッグを作った。卵、牛乳、バター、塩、こしょう。シンプルなのに、めちゃくちゃうまい。「どう?」と子どもたちに聞くと、長女は「無量大数」と言い、次女は「まぁまぁ。115点。」と言って、喜んで食べてくれた。気が向いたらまた作るねと伝えた。

昨夜は、仕事帰り、スーパーに寄った際、バナナチップスが入ったミックスナッツが特売な感じだったので、久しぶりに買って帰った。ドライフルーツやナッツの類が好きな女子チーム。たいへんに喜んでくれて、バナナチップスは昨夜で品切れ。今朝も姉妹は、残りのナッツを喜んで食べていた。気が向いたらまた買ってくるねと伝えた。

同じことの連続のような毎日のなかに、気が向いたときに、たまにスパイスを少々。毎週スパイス少々をやっているわけじゃなくて、今週はなんだかそういう気になることが多かっただけ。ちょっとしたことでも、なんだか嬉しくなって、元気が出て、今日も頑張ろうかな、と思えたりする。生きているってこういうことかもしれないよなぁと思ったりもする。

昨夜、『ガンディー『獄中からの手紙』 2017年2月 (100分 de 名著)』を読んだ。今は、いろんな書物に興味があって、際限がないんだけど、気になるものを手当たり次第。できるだけ今の自分の興味関心に縛られたくもないので、今後も少しずつジャンルを広げていきたい。

ガンディーの思想にも、現代を生きる上でのたくさんのヒントがありそう。スワラージ(「スワ」は「自らの」、「ラージ」は「統治)、アヒンサー(あまねく万人への愛。非暴力)、スワデーシー(アヒンサーに根ざした国産品愛用運動)、などのキーワードを並べるだけでもいい感じ。

著者の中島先生からのメッセージも引用させていただきたい。私は子どもたちになにを伝えられるかな。そんなことを考えていることが、ここ最近はより楽しくなってきた。インプットとアウトプットを継続できているからかもしれない。引き続き、できるだけ広く知識を得て、自分なりに咀嚼して、自分のペースで歩んでいきたい。

資本主義というのは、「外部」を失った瞬間に拡大できなくなります。中国やインドが発展途上国といわれていた時代には、そこが先進国にとっての「外部」でした。しかしいまや中国もインドも大国化している。(中略)そうしてついに新しい市場を見出せなくなれば、経済は失速するしかありません。であれば、経済においてこれまでのような成長が望めない、縮小・持続するしかない中で、私たちは別の価値をどう見出していくのか。(中略)そう考えたときに、ガンディーの思想はポスト資本主義の、しかも市場主義を否定しないあり方の一つのビジョンを示しているように思います。

ガンディー『獄中からの手紙』 2017年2月 (100分 de 名著)より

(前略)ガンディーは「労働」とは、単にその日の金を稼ぐため、生計を立てるための手段ではないと考えていました。労働とは他者に、そして人類全体や宇宙、神に献身すること。それは、宇宙全体の一部として自分が果たすべきダルマを果たすこととも言い換えられます。そうしてダルマを果たすことで、めぐりめぐってまた自分自身も生かされている。そのことに対する喜びがわき上がってくることこそが労働の本質であって、大事なのは「いくらもらえるか」ではなく喜びを得られるかどうかだと説いたのです。

ガンディー『獄中からの手紙』 2017年2月 (100分 de 名著)より

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